水戸観光コンベンション協会が8月25日、「御城印(ごじょういん)」の販売を始める。
2月に復元工事が完了した水戸徳川家の居城「水戸城」の正門に当たる大手門と、復元中の二の丸角櫓(すみやぐら)などが現在注目を集めている水戸城跡。水戸市が歴史的景観づくり事業を進めていることから、水戸城跡のPRと誘客を目的に、訪問客向けに「御城印」の販売を決めた。
御城印は、城を訪れた記念の証しとして全国300カ所以上の城で販売している。城の名前や城主にゆかりのある家紋などをあしらい、各城独自のデザインが「お城」ファンを中心に人気を集めている。
御城印のデザインは、定番の「水戸城」のほか、大手門の復元を記念し、背景に大手門を印刷した特別デザインの2種類。同協会の担当者によると、それぞれ水戸徳川家の家紋を配置するほか、和紙を使うなどさまざまな点でこだわった品という。
「御城印」は1枚300円。販売場所は、水戸観光コンベンション協会 事務所(水戸市三の丸、TEL 029-224-0441)、水戸観光案内所(水戸市宮町、TEL 029-221-6456)、北澤売店(水戸市三の丸、029-231-2842)の3カ所。営業時間は販売場所によって異なる。御城印は書き置きのみで、その場での記帳は行わない。
担当者は「水戸徳川家の家紋を配し、和紙を用いるなど随所にこだわった一品。水戸にお越しになった際はぜひお求めいただけたら」と呼び掛ける。