水戸市内の観光関連事業者などを支援するクラウドファンディングが現在、行われている。
水戸観光コンベンション協会と民間事業者が実行委員会を立ち上げ、「YELL MITO(エール・ミト)プロジェクト」として市内の観光関連事業者の支援を呼び掛ける。
日本三名園の一つである偕楽園や水戸藩の藩校・弘道館を会場に行われる「水戸の梅まつり」には毎年約50万人が訪れるが、新型コロナウイルスの影響により来街者は激減。同プロジェクトは、イベントの中止などが相次ぎ飲食店や観光関連事業者が苦境に立たされていることから企画した。
支援コースには、飲食店や観光、プロスポーツチーム、芸術文化、地酒、特産品などを支援する24のメニューを用意。
水戸市内飲食店約100店で使える20%上乗せのチケット(5,000円)やエキスパートガイド運転手による観光タクシー(1万円など)、水戸ホーリーホックまたは茨城ロボッツの好きな選手によるサイン入りボール(2万円)、水戸芸術館開館30周年記念事業の水戸室内管弦楽団第106回定期演奏会とリハーサル鑑賞(6,000円)、水戸の地酒(純米吟醸720ミリリットル)×2000本(タンク1本分)オリジナルラベル付き(300万円)、2,000円相当の特産品など(1万円~)などがある。番外編の体験メニュー「一日水戸市長」(31万円)は完売した。手数料はかからず、支援金は全てプロジェクトの運用に充てる。
高橋靖市長は「水戸ならではの魅力をリターンメニューにしているので、これを機に水戸の魅力を知っていただければ。皆さまからの温かいエールを、よろしくお願いします」とコメントを寄せる。
目標金額は1,000万円。支援は「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」のプロジェクトページにアクセスし、メニューを選んで申し込む。9月22日16時15分現在、245人から331万5,230円の支援が集まっている。実施は9月30日まで。