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ひたちなかの小野写真館が伊豆の高級温泉旅館買収 貸切需要創出図る

「桐のかほり 咲楽(さくら)」

「桐のかほり 咲楽(さくら)」

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 ひたちなか市に本社を置く「小野写真館」(ひたちなか市東大島、TEL 029-274-1791)が10月1日、静岡県河津町の高級温泉旅館「桐のかほり 咲楽(さくら)」を買収し、新たに宿泊事業に乗り出すと発表した。

「桐のかほり 咲楽(さくら)」

 同社は1976(昭和51)年創業。フォトスタジオ事業、ブライダル事業、成人振袖事業のほか、フリーペーパー発行などを手掛ける。同社広報担当者は「当社は、お客さま・地域の皆さまに『写真』を通じて『笑顔』『幸せ』『感動』をプロデュースする使命を企業理念に掲げている。写真から派生した感動体験を生み出す方法として旅館の運営にチャレンジすることになった」と話す。

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 温泉旅館「桐のかほり 咲楽」(静岡県賀茂郡河津町)は、全室海が一望できる露天風呂付きで客室は全4部屋。料金は1室2食付き7万~8万円。食事は個室で提供する。

 元々、夫婦2人で経営した「咲楽」。後継者がいないことから運営先を探していたところ、同社の小野哲人社長と出会った。「当社が描くビジョンや想いに共感してくださった」と担当者。旅館名やハード面は変えず、従業員も継続雇用する。

 客室は、桐や杉のムク材、珪藻(けいそう)土壁に天然柿渋の塗料を使うなど、天然素材の素材にこだわる。食事は、地元の旬の食材を取り入れ「焼きたて・揚げたて・造りたて」で提供する。

 宿泊だけでなく、写真館ならではのプランとして、フォトウエディング利用の新郎新婦、家族での全館貸し切りや還暦祝い、銀婚式、金婚式などさまざまな「祝い」の場にも対応する。同エリアは、河津桜で知られることから、ロケーション撮影にも応えるという。

 同担当者は「密集・密接を避ける事ができ、コロナ禍でも対策が取れる宿としてもお客さまに気兼ねなく過ごしていただける。さわやかで温もりのある居心地を体感いただければ」と話す。