「パン工房ぐるぐる ひたちなか店」(ひたちなか市中根、TEL 029-219-8520)」が10月23日~25日、9周年感謝祭を開く。
小田喜商店(笠間市)の栗の甘露煮とペーストを使った「和栗のシュトレン」
2011(平成23)年10月にひたちなか店、2016(平成28)年に那珂店をオープンした「パン工房ぐるぐる」。「パンを通してお客さまを幸せに」をコンセプトに掲げ、「味」と「産地」にこだわった「最高においしいもの」を追求しているという。
社長の栗原淳平さんは常陸太田市出身。小学生の時に初めて作ったクッキーのおいしさと家族の笑顔が店の原点だという。埼玉県川口市に本店を構えるベーカリーショップ「デイジイ」に入社。パン製造の修業の中、「キリクリームチーズコンクール2007」で銀賞を受賞。店長にも抜てきされ、腕を磨いてきた。2011年に「おいしいものを作って、たくさんの人に笑顔を届けられるパン屋を作りたい」と「パン工房 ぐるぐる」を開いた。
栗原さんは「2011年からスタートしたぐるぐるは本当にたくさんのお客さまや取引先、その中でめぐり合った友や先輩方など、たくさんの人との出会いで形成されている。皆さまのおかげに他ならない」と感謝をにじませる。
10月23日~25日、「ひたちなか店感謝祭」を開く。期間中は、小田喜商店(笠間市)の栗の甘露煮とペーストを使った「和栗のシュトレン」を個数限定で販売するほか、新商品も揃える。次回来店時に使える買い物金額の20%分の金券も進呈。「奥久慈卵のとろ~りクリームパン」をはじめとしたパンを通常より多く用意する予定。ひたちなか店限定企画として、1500円以上の購入客先着300人に「麻のトートバッグ」を進呈する。
栗原さんは9月、パンの世界大会「IBAカップ2021」日本代表選手2人のうちの1人に選出されている。24日、25日は栗原さんと共に日本代表に選出されたブーランジュリー オーヴェルニュ」の市川美月シェフも来店。市川シェフ特製のパンも用意する。
栗原さんによると、同店のロゴ中央には「人」の文字が隠されているという。「お客さまも、パンを提供するスタッフも人。自分1人でできることは限られている。お客さまもお客さまにパンを提供するスタッフも自分にとってはかけがえのない大切な人たち。その『人』を中心に、大切にするのが『ぐるぐる』の核」と話す。
栗原さんは「『ぐるぐる』を日本を代表するパン屋にすることが、地域や地元のお客さまのワクワクや自慢につながれば。『ぐるぐる』は茨城にあるからこそ意味のあるお店」と話し、「お客さまに支えられ少しずつ前に進んで来ることができた。心から感謝している。これからもぐるぐるが存在する意味を大切にしながら、日々お客さまによりおいしいパンを提供していく」と意気込む。
営業時間は9時~18時。水曜定休。