洋菓子店「DALMAISON(ダルメゾン)」(水戸市泉町、TEL 029-232-3838)が10月25日で1周年を迎えた。
店主の達聖(だる・さとし)さんは高萩市出身。高萩市の「花貫フルーツほおずき」や城里町の「古内茶」をはじめ、地元の農家から直接取り寄せた旬のフルーツや野菜を使ったチョコレート菓子や生菓子を常時約20種類、販売している。
人気メニューは、茨城県産のイチゴを使ったボンボンショコラ「フレーズバルサミコ」やマダガスカル産チョコレートを使った「アメール」、「フランボワーズ」(以上220円)。季節限定で、石岡市の真家果樹園から仕入れる3種の柿を使ったエクレア「エクレールオートンヌ」(638円)も好評だという。
達さんは「何とか1年やってくることができた。常連も多く、店を訪れる皆さんの笑顔や喜びの声が励みになった」と感謝をにじませる。
10月29日には、大洗の「月の井酒造店」のユズ酒を使ったボンボンショコラの販売も開始。達さんによると、蒸留酒を使ったものと、日本酒を使ったものでは滑らかさとまろやかさ、口当たりが違うという。「(月の井酒造店の)ユズ酒は無添加なので、ユズのリキュールを使っていた時より香りが強い」と魅力を話す。現在販売中の「フレーズバルサミコ」は順次、月の井酒造店の「すとろべりぃ酒」を使ったレシピに変更する。
同店のボンボンショコラの日持ちは2週間ほど。「チョコレートは豆なので、新鮮さが重要。納得したものしか店に出したくない」と水分活性値を調整。長期保存の利く製造法ではなく、新鮮さにこだわる。
今後は、チョコレート菓子や茨城県産フルーツのケーキにも力を入れる。達さんは「チョコレート一粒に、地域の魅力を凝縮させる。地域の食材を使うことで、うちの店の商品が宣伝ツールとなって、地域活性化の一助になれたら」と笑顔で話す。
営業時間は11時~19時。月曜定休。11月は火曜・水曜も休業。