食べる 買う

水戸の「フレッシュグリーン」がリニューアル イートインスペースも新設

新作の「オムレット」

新作の「オムレット」

  • 2

  •  

 水戸のパン・洋菓子店「フレッシュグリーン」(水戸市緑町、TEL 029-221‐6220)が11月4日、店舗拡張・改装してリニューアルオープンした。

(左から)人気のケーキ「トライフルロール、フルーツのロンド」

[広告]

 2005(平成17)年3月に洋菓子店としてオープンした同店。提供する商品は、奥久慈卵や笠間の栗などできるだけ茨城県の食材を選び、安全・安心な原材料を使う。隣接する店舗が空いたことから店舗面積を広げ、新たにイートイン8席と菓子教室用のスペースを設ける。

 リニューアルを機に、2011(平成28)年から始めたパンの製造販売は約20種類に数を増やし、販売スペースを拡大。同店オーナーによると「洋菓子店が作るパン」ではなく「パン店」と「洋菓子店」が併設するというイメージを形にしたという。

 コンセプトは「お母さんが家族に作るパン」。「肉も野菜も食べてほしいと、手間を惜しまずすべて手作りの総菜を挟んだパン」と吉原さん。人気メニューは、エビのプリプリ食感を残したすり身揚げを挟み、オーロラソースを載せた「エビプリプリバーガー」(350円)と淡路産玉ネギをたっぷり使い、肉厚なハンバーグを挟んだ「旨味焼(うまみやき)ハンバーガー」(340円)。

 「好きなパン」と「週替わりの副菜」「デザート」をセットにした「ランチセット」(500円)は、野菜がたっぷり採れる「副菜」と合わせることで、栄養のトータルバランスの良いお薦めのセットだという。

 リニューアルに合わせ、洋菓子のメニューでは、オムレット生地にバナナとバニラとキャラメルの2種類のクリームとキャラメルソースをサンドしてアーモンドを載せた「オムレット」(300円)を新たに加える。「第3回茨城おみやげ大賞」で入賞した「ほしいもリーフパイ」(1枚=180円、6枚入り1箱=1,200円)は、国内のシェア9割を占める茨城県産の干し芋を使い「茨城のおみやげ」になる日持ちするお菓子を作りたいと試行錯誤した。

 店では、生ケーキ約20種類と焼き菓子約25種類を用意する。イートインスペースでは、コーヒー(250円)などの飲み物とコーンアイスクリーム(バニラ・塩、各250円)、カップアイスクリーム(400円)を提供。購入したケーキやパンも飲食できる。

 吉原さんは、偕楽園や歴史館やアダストリア水戸アリーナの近くで、観光や観戦の行き帰りの「ゆっくり休める場所作り」を考えたという。「近所の方にも散歩途中で一息つけたので良かったと言われてうれしかった。カフェ利用で若い客も以前より増えた。県内外の水戸を訪れた観光客に『おいしいひととき』を過ごして良い思い出作りをしてもらいたい。水戸の観光振興の一役を担えたら」と笑顔を見せる。菓子教室は来春4月ごろ開講する予定。

 営業時間は10時~19時。火曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース