和菓子店「菓匠にいつま」が新店舗「菓匠にいつまhanare」(水戸市堀町)をオープンして1カ月がたった。
「菓匠にいつま」3代目店主の新妻優友さんが店長を務める同店。本店にはないイートインスペースを設け、本店でも提供している和菓子をできたての状態で楽しんでもらいたいとの思いから、新店舗としてオープンした。
店のコンセプトは「できたて」を提供すること。副店長の和地晃人さんは「できたての和菓子を楽しんでもらうためにも、店内を利用する方には注文を受けてから和菓子を作り、提供している」と話す。和菓子を食べる体験をより楽しんでもらおうと、空間づくりにも注力。外観と内装で見た目を変え、別空間へ来ているような印象を演出する。器や皿は笠間焼を使う。和地さんは「和菓子を引き立てる物を選んでいる」と話す。
和地さんのお薦め商品は「季節の上生菓子」。週替わりで2種類の上生菓子を用意する。和菓子職人の高橋若菜さんは「上生菓子は季節によってデザインが異なる。味は同じだが、目で楽しむことができる商品。お店の雰囲気や、季節に合わせて淡く優しい色合いで表現する上生菓子を楽しんでほしい」と話す。
和地さんは「レモンケーキやコーヒーも用意している。店に来てもらい、和菓子や日本文化に親しみを持つきっかけにしてほしい」と話す。「老若男女問わず好いていただける店作りをしている。近くまで来た際には立ち寄っていただけたら」と笑顔を見せる。
営業時間は9時~18時。月曜定休。 17時30分以降はテークアウト営業のみ。