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アクアワールド茨城県大洗水族館がリニューアル 夜の需要喚起に

イルカと飼育員の息の合ったパフォーマンス

イルカと飼育員の息の合ったパフォーマンス

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 アクアワールド茨城県大洗水族館が12月18日、同館初のリニューアルを記念し、1夜限定500人のナイトイベント「NIGHT AQUAWORLD」を開いた。

来館客がクラゲ365を撮影する様子も

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 新たにオープンしたのは、約1万体のミズクラゲを展示し、バックライトによる色彩変化とBGMで演出した大型クラゲ水槽「くらげ365」(さんろくご)と、「サメ」をテーマにした新感覚展示エリア「シャークダディズルーム」。

 「シャークダディズルーム」内の2店も同時リニューアル。「Collector's shop“Galeoz”(コレクターズショップ ガレオス)」では、シャークダディが選んだこだわりの商品を取りそろえ、海を眺めながら楽しめるカフェ「Relax cafe“Mermaid”(リラックスカフェ マーメイド)」では、新メニューも展開する。

 記念式典には大井川和彦茨城県知事、常井洋治県議会議長、國井豊大洗町長らが出席。大井川知事は「リニューアルにより魅力が増した」と話し「今後も(同館は)夜の水族館として、新しいアイデアを取り入れながら取り組んでいくのではないか。夜の需要を喚起して、みんなが楽しめる場所になれば」と期待を寄せる。

 当日は約480人が来館。新型コロナ対策として、QRによる非接触チケットや最大人数の制限を設けるなどした。式典後は、1夜限定500人のナイトイベント「NIGHT AQUAWORLD」として、光と音の演出による夜間特別版「オーシャンナイトライブ」を行ったほか、夜間特別演出のクラゲ大水槽「くらげ365」などの展示を行った。

 将来の夢は海獣の飼育員だという小学4年の川村颯大くんは「クラゲの水槽が時間で色が変わって一番印象的だった。イルカもアシカも、ショーであんなことができるなんてすごい」と瞳を輝かせる。弟で小学2年の圭佑くんは「ショーでイルカや飼育員の人にライトが当たってきれいだった。クラゲの水槽もすごかった」と笑顔を見せる。

 水戸市内から来たという30代の女性は「リニューアルをネットで知って足を運んだ。昼間とは違った雰囲気が良い」と話す。

 同館経営企画課副課長の大曽根貴則さんは「リニューアルを機に、20~30代の若い世代に広がってくれたらうれしい。茨城県はどうしても日帰りでの観光が多い。夜の営業をすることで、地域での宿泊や飲食を通し、地域活性化につなげられたら」と話す。

 ナイトイベント「NIGHT AQUAWORLD」の開催日時は、12月20日=18時~20時。12月21日~23日=17時~19時。12月24日~30日=18時~20時。1月2日・3日・9日・10日=18時~20時。参加費は、大人=2,000円、小中学生=900円、幼児=300円。チケットは「アクアワールド大洗水族館」公式ウェブサイトで販売する。

 営業時間は9時~17時。

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