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国営ひたち海浜公園で干支の巨大地上絵完成 「疫病退散」の願い込め

「新年までモ~少し」どっしりと大地を踏みしめた勇猛な牛の立ち姿(提供=国営ひたち海浜公園)

「新年までモ~少し」どっしりと大地を踏みしめた勇猛な牛の立ち姿(提供=国営ひたち海浜公園)

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 ひたちなかの国営ひたち海浜公園(ひたちなか市馬渡)の大観覧車前で12月19日、同施設が制作する「干支(えと)の巨大地上絵」が完成し、公開を始めた。

乾燥させたコキアで毛並みを表現(提供=国営ひたち海浜公園)

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 本年度で12回目を迎える「干支の巨大地上絵」。大きさは縦27メートル×横22メートル。大観覧車に乗らなければ全貌を見ることができない大きさで、制作の一部は体験イベントとして来園者が参加した。

 約3週間をかけ、園内の松ぼっくりや乾燥したコキアを敷き詰めた。毛並みやしっぽはコキア、影などは松ぼっくり、年号ふちは寒水石、「丑(うし)」の文字には砂浜エリアの砂を使い、牛を浮かび上がらせた。輪郭線の間伐材には、牛の力強さを表現するために、例年より太めの間伐材を使った。

 「今回は干支の顔と体が正面を向く奥行きのある構図。大観覧車に乗って眺めると、まるで巨大な牛がこちらに向かってくるような迫力を感じられる」と同施設担当者。

 来年の干支を描いた巨大地上絵は、季節感のあるSNS投稿や年賀状・メールでの新年のあいさつにもおすすめだという。今年の図案は正方形に近い縦長の構図なので、スマホでも撮影しやすく、縦に流れていくSNSのタイムラインの中で存在感のある1枚が期待できる。

 同施設担当者は「今回の巨大地上絵では、どっしりと大地を踏みしめた勇猛な牛の立ち姿に『疫病退散』の願いを込めた。一日も早く、穏やかな日常が戻りますように」と話す。

 開園時間は9時30分~16時30分(2月末まで)。火曜休園。12月31日、1月1日は閉園し、1月5日は開園する。

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