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現代学生百人一首で茨城高校・石川さん、藤澤さんが入選 同校から複数入選は初

(左から)賞状を手に笑顔を見せる藤澤さん、石川さん

(左から)賞状を手に笑顔を見せる藤澤さん、石川さん

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 東洋大学(東京都文京区)主催の全国の学生らによる短歌コンテスト「第34回東洋大学現代学生百人一首」の入選作が1月15日に発表され、茨城高校(水戸市八幡町)の生徒2人が入賞した。

 1987(昭和62)年に同大創立100周年記念事業として始まり、今回で34回目となる同コンテスト。コロナ禍での新しい生活の中で、自分自身を見つめなおしたり、思わぬ発見があったりと、学生の「いま」をリアルに切り取った作品が多数寄せられたという。

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 昨年9~10月に募集し、国内外から寄せられた6万5499首の中から入選作100首(うち秀逸作15首)が選ばれた。県内からは3首が入選し、江戸川学園取手中学校2年の塚本愛菜さん、茨城高校1年の石川櫻子さんが秀逸作に、同3年の藤澤怜奈(れいな)さんが入選作に選ばれた。

 茨城高校国語科の髙村須恵教諭によると、同コンテストには4~5年前から学年全体などの規模で応募していたが、今年は自由参加とし、同校からは約150首を応募したという。

 「プラトンもアリストテレスも教えてはくれない進路も君の気持ちも」と詠んだ石川さんは、倫理の授業で哲学者の思想に触れ、「哲学者が考える『世界のみんなが幸せになれるか』という視点では、自分が抱える小さな悩みにぴったりはまることは難しい。(自分の悩みは)自分で考えなくてはいけないことだ」との思いを表現したという。受賞を受け、祖父が喜んだと話す石川さん。「複数応募した中で一番のお気に入りだったのでうれしい」と笑顔を見せる。

「夕焼けは光のパレット日によってあかね桃色今日は何色」と詠んだ藤澤さんは空を見るのが好きで、毎日違う色を見せる夕焼けを楽しみに待つ気持ちを歌にしたためた。「短歌での受賞は初めて。受賞の知らせを聞いて驚いた。今後も機会があれば短歌の募集に挑戦したい」と話す。

 担当する学年で短歌指導を行っている髙村教諭によると、同校からの複数入選は初めてという。「31文字と限定されるなかに一人一人の世界観が凝縮され、すてきな形で出てくる。応募するしないは別として、自分と向き合ったり、自分の世界を何か別の表現で表そうとしたりすることは今後も続けていってくれたらうれしい」と話す。

 入選作品は東洋大学ホームページで公開している。

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