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那珂市産野菜使ったランチBOX販売へ 地元農家と飲食店がタッグ

那珂市産野菜を手にする那珂市地域おこし協力隊の入江さん、綿引会長

那珂市産野菜を手にする那珂市地域おこし協力隊の入江さん、綿引会長

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 那珂市や近隣地域の農家と飲食店で組織する「フェルミエ那珂」が2月6日、那珂市役所(那珂市菅谷)職員駐車場で地元野菜を使った「フェルミエランチBOX」を販売する。

フェルミエランチBOX

 2017(平成29)年4月に発足した「フェルミエ那珂」は、那珂市や近隣地域の農家、JA常陸那珂営農経済センター、農産物加工業者、直売所、飲食店などで働く約45人で活動を展開。これまで、ドライブスルーによる野菜販売、テークアウト販売イベントなど、「新しい生活様式」に合わせた企画に取り組んでいる。

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 「フェルミエランチBOX」販売は、茨城県の緊急事態宣言発令に伴うテークアウト需要の高まりを受け、コロナ禍でも営業を続ける同組織の飲食店を応援したいと企画した。

 同組織加盟店では、売り上げが前年度比7割減の店もあるという。テークアウトなどは行っているが、個別販売には限界があり、「各店が協力して1つのコンセプトを設けて販売した方が売り上げ増につながるのではないか」とメンバーで協議した結果、那珂市産野菜を使ったランチBOXを販売することにした。

 生産者の一人で同組織会長を務める綿引桂太さんは「これまで、(組織)結成からの活動や野菜の納品などを通じ、飲食店の方とも交流を深めてきた。夜の営業ができず、巣ごもり需要も高まる中、飲食店の方からの『注文が減って申し訳ない』といった言葉を聞き、なんとか応援したいと思った」と振り返る。

 「フェルミエランチBOX」は1セット(3~4人分)=5,000 円。販売は50 セット限定。事前予約制。予約は那珂市ホームページの専用フォームで受け付ける。商品受け渡し時間は11時~12時。

 参加店は、常陸牛ハンバーグ・ステーキ店「レストランキャロッツ」、とんかつ店「あげや」(以上、那珂市)、四川料理店「炎神(あぐに)」、イタリア料理店「il.(イルドット)」(以上、水戸市)の4店。トマト、ケール、ニンジン、ほしいも、カボチャなど那珂市産野菜を使ったオリジナルメニューの総菜を1セットにまとめた。

 「新型コロナは台風などと同様、自然で起こること。悪い意味でなく、仕方がないと受け入れることができるようになった」と綿引さん。「いろいろと大変だが、前向きに『こうしたらどうか』と取り組んでいくという気持ちでいる」と話す。

 「地域おこし協力隊や飲食店、農家の若手メンバーとの出会いが大きい」とも。「スピード感を持ち、頑張る人たちといると、狭くなりがちだった視野も広がり、どんどん新しい出会いも生まれている。今回きりの企画だけでなく、アフターコロナの変化を予測しつつ、つながりも大切にしていきたい」と笑顔を見せる。

 那珂市地域おこし協力隊メンバーの入江紫織さんは「メニューには、こんな食べ方もできるんだという新たな発見もある。当企画をきっかけに飲食店にも足を運んでもらえたら」と呼び掛ける。

 予約受付時間は1月28日正午~1月31日正午。