ひたちなかの阿字ヶ浦海岸で4月25日、サウナイベント「ビーチサウナセッション」が開かれる。
主催は、地元有志で組織する「イバフォルニア・プロジェクト」と「イバラキサウナー」。協力は、栃木県のアウトドア・サウナチーム「outdoor sauna」。
イバフォルニア・プロジェクトの小池伸秋さんは、以前からサウナが好きで、テントサウナにも興味があったという。「イバフォルニアでは、夏以外のビーチの活用方法が課題で、模索をしていた」と話す。
川でテントサウナを行う知人のSNS投稿をきっかけに、昨年12月、「outdoor sauna」や地元のアウトドア事業者、サウナを通じて地域活性化を目指す友人などの身内で集まり、阿字ヶ浦でテストイベントを行った。「真冬でも海に入ることができ、外気浴も心地よくて、新しい発見があった。海やビーチの新たな可能性を感じ、魅力的な体験を提供できるのではと思った」とイベントの経緯を振り返る。
現在、ワーケーション事業にも取り組む小池さん。今年2月にビジネス合宿のオプションとしてテストを行い、今後の展開にも手応えを感じているという。2月にプレイベントを開き、3月に「ビーチサウナセッションin阿字ヶ浦vo.l1」を開いた。「有料のイベントにも関わらず、多くのお客さまにご利用いただけた」と小池さん。「阿字ヶ浦サンデーマーケット」も同時開催していたので、サウナに興味がない方の目に触れる機会になった」とも。
イベントのコンセプトは「ビーチでゆったり、ととのう」「波音とサウナでチルアウト」。水風呂代わりに海にダイブできるところが魅力だという。 テントサウナは服を着たまま入る。水着推奨だが、水着の上にTシャツやハーフパンツの着用もできる。
小池さんは「遮るもののない海が広がる開放感も魅力。海を眺めながらサウナに入ったり、波音を聞きながらビーチベッドで外気浴したりと、ゆったりと心と体を癒すことができる」と話す。
「コロナ禍で行動に制限がかかることも多い時世だが、この時ばかりは、開放的な空間でのんびり過ごしてほしい。非日常の空間で心身共にリラックスしていただいて、日常に臨む活力を養ってもらえれば」と呼び掛ける。
新型コロナ感染対策として、検温、消毒をはじめ、茨城県独自の感染症対策ツール「いばらきアマビエちゃん」の登録などが必要となる。
利用料金は、性別区別なくテントを出入りする「パブリックテント(2時間制)」前売り=3,000円、当日=3,500円。10時~と13時~の2部制。各回定員15人。1テントをグループで貸し切りする「プライベートテント(2時間制)」大人2人=1万円、大人3人=1万5,000円、大人4人=2万円。前売りのみ。15分500円のお試しコース(予約なし当日受付のみ)も用意する。
開催時間は、10時~12時、13時~15時。雨天決行、荒天中止。