ひたちなか市魚食普及活動実行委員会が6月8日、「ひたちなか地魚応援隊」登録店の募集を始めた。
ひたちなか市には那珂湊漁港と磯崎漁港の2漁港があり、 産業では水産加工を主体とする食品製造関係水産業が地場産業として根付いている。
市では6月8日、消費者と地魚提供店のニーズをマッチングさせる「ひたちなか地魚応援隊」認証制度を設けた。ひたちなか市でおいしい地魚を食べることができる店、買うことができる店を「ひたちなか地魚応援隊」として、市ホームページなどで広くPRすることで、おいしい地魚を買って、味わってもらう機会を増やし、地魚の認知度向上と消費拡大推進を目指す。
地魚は、ひたちなか市内および周辺の港(那珂湊・磯崎・久慈浜・大洗町など)で水揚げまたは養殖された魚介類を指す。
ひたちなか市経済環境部水産課の磯崎隼さんは「ひたちなか市では、新鮮でおいしい多種多様な魚介類が水揚げされているが、市民の方でも地元でどのような魚が捕れているのか分からないという現状がある」と話す。
市で水揚げされる魚介類の情報を広報紙などに掲載すると、同委員会には「どこで買えるのか」「どこで食べられるのか」といった問い合わせが寄せられるという。磯崎さんは「地魚の情報を知りたいが、どこで情報を入手していいか分からないという消費者の方も多いのではとの印象を受けた」と話す。
「ひたちなか地魚応援隊」登録条件は、地魚を取り扱う、飲食業、鮮魚販売店、水産加工品販売業、宿泊業を経営し、年間を通じて可能な限り地魚を取り扱うことや、取り扱う地魚を客に説明できることなど実行委員会の定める基準をすべて満たす店舗でひたちなか市内に所在する店舗。登録無料。登録店には、地魚応援隊認定証、のぼり旗などを無償提供する。
磯崎さんは「この機会にご登録いただき、地魚応援隊として、地元で捕れる新鮮な地魚の普及にご協力いただきたい」と呼び掛ける。
同委員会では10月10日(ととの日)、ひたちなか地魚応援隊登録店のPRイベントを行う予定。
第1次申し込みは7月30日まで。登録申請書はひたちなか市ホームページでダウンロード配布している。申し込みはひたちなか市経済環境部水産課まで。郵送、ファクス(FAX 029-263-7188)などで受け付ける。