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茨城町の和菓子店で水戸の塾に通う小学生がパッケージデザインどら焼き販売

小学生がデザインしたどら焼きのパッケージ

小学生がデザインしたどら焼きのパッケージ

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 体験型学習塾「リリーアカデミックラボ」に通う小学生4人がデザインしたどら焼き「笑がおのしるし」が現在、茨城町の和菓子店「菓笑 堀江製菓」(茨城町常井)で販売されている。

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 リリーアカデミックラボは、文化メディアワークス(水戸市泉町)が運営。県内の企業や団体と連携し、地域の課題を商品やサービスをテーマに、デザイン企画や制作を通じて課題解決に取り組んでいる。

 どら焼きは、ずんだあん・ブルーベリーあん・飯沼栗餡の3種類で各180円。今年1月から6月の約半年間、「菓笑 堀江製菓」のもとで、小学1・2年の塾生4人が、和菓子づくりの体験から、どら焼きの作り方、原材料について講義を受けた後、ロゴやパッケージのデザイン制作に取り組んだ。

 「子どもたちが、目をキラキラさせながらデザイン制作に取り組み、プレゼンテーションで自分のデザインについて一生懸命伝えようとする姿が印象的だった」と話すのは、堀江製菓の堀江誠さん。「ここまで高いクオリティーで作ってくれてうれしい」と話す。

 漢字の「笑」を模したロゴデザインは、4人の案から堀江さんが選んだ。元気なイメージのあるオレンジ色を使い、ガッツポーズに見えるようなデザインが特徴。

 パッケージデザインでは、4人がそれぞれ、ずんだあん・ブルーベリーあん・飯沼栗餡の3種をデザイン。つながりや笑顔など、一人一人コンセプトを決め、3種に統一感を出した。

 運営に携わった文化メディアワークス社長でアートディレクターの佐藤正和さんは「子どもたちは、当初お客さま目線に立ち一目で何が描かれているのか分かるような、シンプルなデザインを作ることに苦戦していたが、デザイン制作やプレゼンテーションを通して、自然とコミュニケーション能力やデザインスキルを理解していた」と話す。

 「学校では学べないような、思考力・判断力・表現力を、今回の体験をしていく中で学べたのではないか」とも。

 販売期間は7月2日~約1カ月。金曜・土曜・日曜の週3日間限定での販売を予定する。

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