水戸芸術館が配信する「おうちで楽しむ水戸芸術館」が8月18日、再び始まった。過去のコンサート映像などを無料で視聴できる。
ACM劇場プロデュース「斜交」~昭和40年のクロスロード~(2017年)(撮影=刑部アツシ)
「水戸市新型コロナウイルス感染症対策本部」の方針を受け、臨時休館中の同館。配信では、昨年4月から過去のコンサートや演劇公演、展覧会などを動画で紹介している。動画の累計視聴回数は9万4千回を超えた。外出の自粛が求められているのを受けての措置という。
動画のうち、9月1日から配信する音楽カテゴリー「水戸芸術館サウンド・ライブラリー」では同14日までの期間中、「水戸室内管弦楽団 第107回定期演奏会」より「エルガー:序奏とアレグロ 作品47」を公開する。
同日から配信する演劇カテゴリーでは同30日まで、宮崎駿さん原作の太平洋戦争末期に海戦の最前線に放り込まれた漁師と兵士の物語をオーディオドラマにした「最貧前線~宮崎駿の雑想ノートより~」、ある事件がなければ決して出会わなかった2人の男の物語「斜交」全6話、廃線の危機を乗り越え路線の延伸を目指す「ひたちなか海浜鉄道湊線」の約10年間を描いた演劇「海辺の鉄道の話」をアンコール配信する。
美術カテゴリーでは、「ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island―あなたの眼はわたしの島」展の PR 映像、同館公式ユーチューブチャンネルで「ピピロッティ・リスト オンラインアーティストトーク」を配信。親子向けコンテンツ「おうち・こらぼ・らぼ」ではアーティストと作ったワークショップキットを紹介する。