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大洗サンビーチで「砂浜図書館」今秋も 海を感じて読書を

タープの下で大洗の海を感じながら読書ができる

タープの下で大洗の海を感じながら読書ができる

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 大洗サンビーチ(大洗町港中央地先)の砂浜で読書を楽しめる「砂浜図書館」が現在、オープンしている。運営は大洗観光協会。

砂浜の印象的なオブジェ

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 砂浜図書館は2020年夏、新型コロナウイルス感染症の影響で各地の海水浴場が開設中止となる中、同協会事業戦略チームがコロナ禍でも大洗の海を感じてもらいたいと企画。

 会場では、砂浜の一部をタープエリアとパラソルエリアに分け、椅子やテーブルを設置。席数は、タープ席40席、パラソル席20席。津波避難施設(ビーチセンター)に設けられた受付で消毒・利用者登録を済ませた利用客は、気に入った本を選び、海の雰囲気を感じながら読書を楽しむことができる。

 同企画は、茨城県の優れたデザインを選定する「いばらきデザインセレクション2020」で知事選定を受賞。「選定の中でも特に高いレベルでデザインが成されており、茨城県として誇れるもの」と評価された。

 今年は、イベントの一環として「『うみまち照らす』-大洗の一隅を照らす-」と題し、まだ知られていないところや今までの価値に違うものをプラスして光を当てていくという新しいプロジェクトも開始している。キャンドルなどでライトアップし宿泊した人などが夜に楽しめるコンテンツも充実させていく。会期初日の10月16日、17日の2日間は、町内にある「月の井酒造店」のライトアップを行った。今後は茨城県指定文化財の大洗磯前神社や車塚古墳のライトアップなども予定している。

 同協会事業戦略チームリーダーの大山壮郎さんは、「大洗は塩湯治(しおとうじ)の町といわれる。心を休めながら、ゆっくりと大洗の自然を感じてもらえたら」と話す。

 開館時間は11時~15時(予約優先、土曜・日曜16時まで)。参加費は500円(大学生以下無料)。予約申し込みは砂浜図書館公式ホームページで受け付ける。雨天・強風中止。10月31日まで。

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