茨城県が12月4日、県北地域の活性化を図るため、新たなビジネスの創出を支援する講座「茨城県北ビジネススクール2021」の最終プレゼンテーションを行った。
「茨城県北ビジネススクール2021」最終プレゼンテーション参加者
今年7月から始まった同講座では、21人の受講生がビジネスプランを立案。当日、選出された8人がビジネスプランを発表。ゲスト審査員や来場者の審査により、最優秀賞、優秀賞、地域活性化賞を決定した。
受賞は以下の通り。最優秀賞=藤田浩一さん(常陸風月堂)、優秀賞=尾見喜信さん(Omifarm)、地域活性化賞=佐野理恵さん(enoca 恵野果)。
藤田さんは農家の農産物の付加価値問題と消費者の魅力的な贈答品で課題解決しようと、茨城町が誇るブランド栗「飯沼栗」を使った1本1万円の栗蒸しようかん「万羊羹(ようかん)」で解決するという内容を発表した。
受賞を受け、藤田さんは「自分を内省しながら、すごく苦しいけれど、楽しいと思える時間をみんなと一緒に過ごすことができた。人生のターニングポイントになる1年だった」と振り返る。