ルーフトップシネマの開館に向けたプロジェクトが現在、水戸で進んでいる。
昨年で開業35周年を迎えた服飾品販売「アットワーク(水戸市南町)」が進める同プロジェクト。自社ビルの屋上を整備し、映画を鑑賞してもらうルーフトップシネマ「PARADISO(パラディーゾ)」(仮称)を設けることで、まちなかに人が集い、楽しめる場にしたいとプロジェクトを立ち上げた。
プロジェクトのきっかけを社長の杉浦時彦さんは「この節目に何か水戸のまちなかを盛り上げたいと思った。屋上で年4回ほどイベントを行ってきた中で、酒や食事を楽しみながら映画も上映したらすてきじゃないかと考えた」話す。
現在、クラウドファンティングで資金を募っている。寄せられた資金は、屋上へのトイレ設備工事費や映画スクリーンなどの機材設置費、カフェ・バースペースを調理場として使うための機器設置費に充てる。
「水戸のまちなかは寂しいばかり。町のみんなで協力して楽しいと思える場所を作りたい」と話す杉浦さん。「水戸では見られないようなマイナーな映画や国内外の名作を上映しようと考えている。自分が若い頃に体験したようなにぎやかささをまたつくり出したい」と意気込む。
クラウドファンディングは2月21日まで。