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水戸でペルシャじゅうたん展示即売会 100点一堂に

ペルシャじゅうたんと「MaxWell」社長の織也スィーナさん

ペルシャじゅうたんと「MaxWell」社長の織也スィーナさん

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 「SIDE B MARKET」ビル(水戸市石川)3階で2月19日、ペルシャじゅうたんの展示即売会「MaxWell CARPETペルシャ絨毯(じゅうたん)展 MODERN×VINTAGE」が始まる。

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 主催は、ペルシャじゅうたんの輸入販売を手掛ける「MaxWell(マクスウェル)」(水戸市)。社長の織也スィーナさんは5歳~高校卒業まで水戸で育ち、大学を卒業しイランで兵役を務めた後、総合商社に入社。中東地域の駐在員として2007年から2011年までイラン・テヘラン駐在、2011年から2018年までアラブ首長国連邦ドバイに駐在し、経営企画や石油・天然ガスなどの資源エネルギー上流開発などを担当してきたという。現在は、貿易・国際経営・海外進出・海外人材管理・教育などのコンサルタント事業を中心に、日本語、英語、ペルシャ語を扱うマルチリンガルアドバイザーとして会社を経営している。

 展示即売会では、緻密な柄と豪華な色彩が特徴の、イランを代表する美術工芸品「ペルシャじゅうたん」をそろえる。80~100年前のじゅうたんやデッドストック品、アフガンやインドなどから輸入した物、モダンな現代作品まで約100点を用意する。

 織也さんによると、ペルシャじゅうたんの特徴は、全て天然染料、天然素材を使い、手織りで仕上げることという。「頑丈で耐久力の高い素材のため、100年ほどの使用にも十分耐えることができ、3世代で使える」と織也さん。

 「イラン産のじゅうたんであっても、機械で作られたものはペルシャじゅうたんと称しない。じゅうたんの裏を見ていただくと目が細かいのが分かる。染料の使い方はもちろん、全体のデザイン、細かな文様まで、卓越した技術が見て取れるまさに芸術品」とも。

 トルコ・アナトリア高原から中央アジアの広い地域に住む遊牧民たちが織る平織りが特長の「キリム」は2万円から用意する。ペルシャじゅうたんの大きさは最大で縦328×168センチ。

 「DX化が進む中、アナログのものは二極化され、見直されている部分も多い。ペルシャじゅうたんはまさにその一つなのでは」と織也さん。「織子(おりこ)が1人で一生に織れるじゅうたんは数少ない。緻密で幾何学的な文様は美しく芸術的。ステレオタイプの『ペルシャじゅうたんは高級で敷居が高い』というイメージをブレイクスルーすべく、素材から価格帯も多様で現代のニーズに合わせたじゅうたんを展開している。幅広いテイストの部屋にもマッチするので、ぜひ手に取って見ていただけたら」と呼び掛ける。

 開催時間は、平日=13時~18時、土曜日曜=11時~18時。2月21日休。

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