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次世代人材育成プログラム「常陸フロッグス」事務局が茨城いすゞと相互連携

(左から)「茨城いすゞ自動車」菊池さん、「常陸フロッグス」菅原さん、「茨城いすゞ自動車」常務の豊崎さん

(左から)「茨城いすゞ自動車」菊池さん、「常陸フロッグス」菅原さん、「茨城いすゞ自動車」常務の豊崎さん

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 茨城県を拠点に展開する人材育成プログラム「Hitachifrogs(常陸フロッグス)」の運営事務局が現在、「茨城いすゞ自動車」との相互連携に取り組んでいる。

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 日立市在住の菅原広豊さん、和田昂憲さんが中心となり立ち上げた同事務局。サンフランシスコ、シリコンバレー、オランダなどに住む海外の起業家や投資家、クリエーターとディスカッションを行うグローバル研修や、茨城県内での研修を通じて、茨城県に住む中学生~大学院生の中から次世代のリーダーを発掘・育成する6カ月間のプログラムを展開している。経済的な困難が原因の教育格差をなくすため、運営費は地域企業や個人からの協賛でまかなう。

 昨年は茨城県内在住・出身など、茨城にゆかりのある学生4人を選抜。「LEAPDAY(リープデー)」という最終発表の場では約100人の来場者を前に、選抜した4人が自身のビジネスアイデアを発表した。

 今年は、新たに水戸市に本社を置く「茨城いすゞ自動車」との相互連携にも取り組む。同社水戸営業所販売課の菊池晃司さんが運営メンバーとして参画し、同社の企業研修の一環として「社外」での人材育成の機会を創出する。

 「茨城いすゞ」の豊崎悟常務は「当社の『地域を代表する企業』というビジョンが、常陸フロッグスの『次世代リーダーを育成する』姿勢と合致した。世の中をもっとよくしていくためには、世の中の変化に適した教育が必要。その機会を生み出すために、今できる行動として、会社をあげて常陸フロッグスを支援することにした」と話す。

 豊崎常務は「学生へのメンタリングを通して、全体像を理解して論理的に分析する力を身につけ、日々の営業活動に生かしてほしい。お客さまのビジネスの5年後10年後の成功を考えて、今、私たちにできることを提案するような人材になってくれたら」と期待を寄せる。「学生やほかのメンバーから得た気づきや刺激を、同僚や上司に還元してほしい」とも。

 常陸フロッグスの菅原さんは「やるかやらないか、人生はシンプルにその2つ。説明会ではプレ体験もできる。普段の生活とは違う仲間との出会いもあるはず」と話す。

 同事務局では現在、茨城県域の中学生以上を対象に説明会エントリーを受け付けている。説明会開催日は、オンライン=5月21日、6月4日、日立駅展望スペース=6月5日。開催時間は13時~17時。エントリー受け付けは6月5日~11日まで。オンラインでの一次選考会、最終選考会を経て選抜生を決定する。

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