国営ひたち海浜公園(ひたちなか市馬渡大沼)で現在、約3400株のバラが見頃を迎えている。
「常陸ローズガーデン」のバラ(写真提供=国営ひたち海浜公園)
同園の「常陸ローズガーデン」では、約120品種、3400株を植栽。同園広報担当者によると、バラはバラ科バラ属の常緑または落葉低木。原種は北半球に広く分布し、園芸品種の基はおおむね8種の原種バラとされ、そのうちノイバラ・テリハノイバラ・ハマナスは日本を代表する原種バラとして、多くのバラの祖となっているという。茨城県は、原種バラの一つ「ハマナス」が自生する太平洋側の南限で、同園では1600株を植栽している。
「常陸ローズガーデン」は、「ローズレリーフガーデン」「リラクゼーションガーデン」「ハマナスの思い出ガーデン」の3つのゾーンで構成。「潮風と茨の響宴」をコンセプトに、小さな子どもや車いす利用者でも楽しめるよう、バラの背丈が低くなるように工夫を凝らす。
同園のバラのは、早咲き・中咲き・遅咲き性があるが、見頃のピークは5月末頃までで、遅咲き性のバラは6月上旬まで楽しめる見込みという。
バラの見頃に合わせ、ガイドツアーやバラの撮影方法を行う「Flowerフォトレッスン」も開催する。
開園時間は9時30分~17時。入園料は、高校生以上=450円、65歳以上=210円、中学生以下無料。