茨城町が7月5日、「茨城町特産品ブランドいっぴん」に町内1事業者1品目を認証したと発表した。
新たに追加となった「愛ちゃんメロン」(写真はレノンとイバラキング)
「茨城町特産品ブランドいっぴん」は、町内の優れた地域資源を活用した商品などをブランド認証することにより、町の魅力発信や町の認知度・イメージアップを図る認証制度。茨城町では、地場産業の活性化を目的に2021年度から同ブランド認証制度を展開している。
今回、認証されたのは、JA水戸茨城町メロン部会 こだわりメロン研究部の「愛ちゃんメロン」。品種は「アンデス」、「レノン」、「イバラキング」の3品種。糖度、ビタミンC、うまみとコクがあるのが特長。
同町のブランド「愛ちゃんメロン」を名乗るには、精密な土壌診断・分析を行い、主に有機肥料を与えて栽培する「中嶋農法」であることや農薬と化学肥料を基準以下に減らして栽培する「茨城県特別栽培農産物」であることといった条件をクリアする必要がある。
JA水戸茨城町メロン部会 こだわり研究部部長の福島将也さんは「数あるメロンの中で、こうした認証をいただき、率直にとても光栄。今後も品質やイメージを落とすことなく、皆さんに提供できたら」と意気込む。「現在、愛ちゃんメロンの生産者は少ない状況だが、茨城町の農家さんはポテンシャルが高い。もっと愛ちゃんメロンをつくる生産者が増えたらうれしい」とも。
これで、同町の認証品は4品となった。認証を受けた「愛ちゃんメロン」は今後、町のホームページや広報紙などで情報発信していく。