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水戸でまちなかデザイン会議 市民の参画呼びかけ

本年度初となる「水戸まちなかデザイン会議」の様子

本年度初となる「水戸まちなかデザイン会議」の様子

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 水戸のまちなか大通り等魅力向上検討協議会が7月9日、本年度初となる「水戸まちなかデザイン会議」を開いた。

本年度初となる「水戸まちなかデザイン会議」の様子

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 同協議会は2020年5月に設立。「MITO LIVING ISLAND ー挑戦心を育む、コンパクトなまちなか暮らしを取り戻すー」をコンセプトに、水戸のまちなかの未来ビジョン素案を策定。「居心地のよく歩きたくなるまちなか」をキーワードにこれからのあり方や、ライフスタイルについて官民連携の取り組みとして議論し、実践を通した水戸まちなかの再生に取り組んでいる。昨年度までに計12回の「水戸まちなかデザイン会議」を行ったほか、ビジョン素案の妥当性を検証するための試行・実証実験として「水戸まちなかリビング作戦」を行い、ユーザー協働・参画型の屋外公共空間活用に取り組んだ。

 本年度は、3つの枠組みによって組織が構成される。最終的な意思決定機関であるエリアプラットホーム「水戸のまちなか大通り等魅力向上検討協議会」やビジョンに共感し、自分ごととして考え・行動する方々が集まるオープンプラットホーム「水戸まちなかデザイン会議」それらに横断的に関与し、計画を具体化、協議会への提案を行う「運営委員会」の3つ。さらに事務局には水戸市都市計画課が加わり、より効果的な官民連携事業を目指す。

 本年度注力することとして、水戸のまちなか大通り等魅力向上検討協議会事務局の大森賢人さんは「特に重要視しているのはプロモーション。昨年度は試行・実証実験を行ったが、まだまだ認知度が低いのが現状だ。未来ビジョンで描いた水戸の新しい日常、新しいライフスタイルの魅力を伝えられるように、本年度はウェブやSNSによる情報発信、プロモーションムービーの制作、リーフレットの発行や勉強会の開催など、とにかく認知度向上と仲間づくりを目指す」と話す。

 当日は昨年度の振り返りから始まり、本年度の取り組みについての説明後、参加者からの意見を募りながらのフリーディスカッションを行った。参加者からはフリーペーパーを用いての情報発信について、グリーンスローモビリティについてなどの意見が出された。

 参加者の小西真朱さんは「初めて参加して、市役所の方や企業の社長の話を聞いて大人の世界に入った感覚。費用や予算についても教えてもらい、意見を出しやすかった」と話す

 大森さんは「まちづくりと言うと壮大な感じがあるが、まちは個人の集合体でもある。まちに関わる各個人の意識・行動が共通性をもって変われば、まちも確実に変わっていく。ぜひ水戸まちなかデザイン会議に参加してもらえたら。関わり方は人それぞれだが、未来ビジョンを自分ごととして考え、できることから行動している。一緒にまちなかを楽しみながら、未来ビジョンの実現に向けたムーブメントを加速できたら」と呼びかける。

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