イベント「水戸Teen's Festival 2022」が8月11日、水戸の南町自由広場(南町3)で行われた。主催は茨城高校国際教養コース。
企画は、スマホアプリ「まちクエスト」を使って、会場の周辺にある各ポイントを回り、水戸にまつわる問題に回答すると駄菓子がもらえるウォークラリー。茨城県の特産品であるサツマイモを使った「おいもミルクシェイク」や、地元の人が製作するハンドメードアクセサリーなども販売した。
茨城高校国際教養コースの高校2年生と3年生が協働して行う「協働探究ゼミ」では、生徒がそれぞれの関心に基づいて班に分かれ、探求活動をする。同イベントは、「まちおこし班」の生徒8人によって、予算0円で企画された。
茨城高校国際教養コース3年の勝二萌々花さんは「メンバー全員イベント未経験で手探りだったが、周りの人が協力してくれてうれしかった」と笑顔を見せる。
企画メンバーの呼びかけによって、水戸ホーリーホックや、地元の小中学校から協力を得た。水戸ホーリーホックは、ホームタウンPR大使がホームタウンと連携し、シーズンを通してホームタウンの魅力発信を競う「おらが街リーグ2022」の一環として、同イベントの告知動画の発信に協力した。テントは地元の小中学校の物を使った。企画メンバーの友人や保護者も、ボランティアとして参加した。
勝二さんは「水戸の方に南町の商店街を歩いてもらい、車で通るだけでは分からないお店を知ってほしいと思って企画した。まずは地元の人に水戸の魅力を知ってほしい」と話す。
茨城高校教諭の中山佳紀さんは「生徒が自分でイベントを取り仕切っているのを見た時に、生徒にエネルギーがあるということを強く感じた」と話す。