常陸国出雲大社境内にある「ギャラリー桜林」(笠間市福原、TEL 0296-71-6700)で現在、現代美術作家のグループ展「Features」が開かれている。
水野里奈「森の中の泉」 © MIZUNO Rina Courtecy Mizuma Art Gallery
展示は2016(平成28)年2月、常陸国出雲大社敷地内にオープンした「ギャラリー桜林」で行う。
出展者は、奥田雄太さん、熊澤未来子さん、古西穂波さん、永沢碧衣さん、水野里奈さん、茂木淳史さんの6人。
「ギャラリー桜林」の石橋研二郎社長によると「国際的なアーティストを数多く輩出しているミヅマアートギャラリーのエグゼクティブディレクター三潴末雄さんのキュレーションで、キャリアにとらわれない今注目すべき作家6人をセレクトした」という。
奥田雄太さんは、ファッションブランド「TAKEO KIKUCHI」でデザイナーとして活動した後、2016(平成28)年、絵画アーティストに転向した作家。今春、個展を開催したほか、各地の展示会に参加するなど活動の幅を広げている。熊澤未来子さんは、鉛筆による精密な作品で知られる。創作活動の傍ら、新聞連載の挿絵も担当している。
木彫作家の古西穂波さんは、武蔵野美術大学院で学びながら、さまざまなグループ展に参加。永沢碧衣さんは、秋田県の山奥でマタギを目指しながら作品の制作活動を行っている。水野里奈さんは、今年の愛知県芸術文化選奨・新人賞を受賞している。東京藝大で彫刻を学んだ彫刻作家の茂木淳史さんは、新作を含む5点を展示する。
展示に合わせ、10月21日~2023年1月15日、6人の展示作品などのオンライン販売も行う。
石橋さんは「新しい年を見据えて、今後ますますの活躍が期待される6人の作家、それぞれの世界観『Features』をぜひこの機会にお楽しみいただけたら」と呼びかける。
開廊時間は8時~17時。2023年1月15日まで。