水戸元祖天狗納豆(水戸市柳町1)は昨年末から、創業者・笹沼辰蔵さんが作った「辰蔵のそぼろ納豆」を再現し、同店や水戸駅などで限定販売を開始した。
同商品は遺伝子組み換えをしていない100%国産大豆を使用、切り干しダイコンと秘伝のたれに合わせて調理し、創業当時の味を再現したという。パッケージは辰蔵さんの写真を図案化、「老舗遺風」「滋味豊富」のキャッチフレーズを入れたレトロなパッケージが特徴。
同社は水戸天狗納豆の笹沼五郎商店(三の丸3)から辰蔵さんが1910(明治43)年に、分家して独立。笹沼五郎商店のシンボル「黒ひげ天狗」に対して「白ひげ天狗」として親しまれている。
同社の笹沼一弘専務は「材料の切り干しダイコンの入手が難しいが、できるだけ100年前の味に近づけた。昔の味を楽しんでもらえれば」と話す。
内容量は200グラムで、価格は630円。