マルシェイベント「常磐市(ときわいち)」が11月23日、水戸の常磐神社境内(水戸市)の特設会場で開かれる。
五穀豊穣を祝う常磐神社の新嘗(にいなめ)祭に合わせて開く同イベント。実行委員長の大塚巌さんによると、食に愛を注いだ徳川光圀公を祭る常磐神社で、水戸の農家が手がける「水戸野菜」を使った料理を用意し「みんなでつくる祭りにしたい」と企画したという。
当日は、フードブースに和食店「茶の間」中華料理店「炎神(あぐに)」、洋食店「レストラン マロン」、手作りハム・ソーセージ店「メツゲライタモン」、和菓子店「木村屋本店」が出店。フードブースの飲食店が使う野菜を提供する農家「福助オーガニックファーム」「農夢(のうむ)」も朝どれ野菜を販売するほか、水戸の地酒店「吉久保酒造」の日本酒、「ドメーヌ水戸」のワインなども販売する。フードブースの特設ステージでは、愛知県出身の歌手「浜ユウスケ」さんのライブも予定。
境内にある能舞台「能楽堂」を使ったステージでは、芝間靖秋さん、川嶋志乃舞さんによる三味線の演奏や民謡歌手の會澤あゆみさんによる「奉納 茨城の民謡」が行われるほか、水戸葵社中による「演団☆水戸黄門」による演劇、「スタジオオリーボ」によるフラメンコショーも披露。イベントに合わせて茨城県立笠間高校美術科とメディア芸術科の生徒がエントリーした「常磐市オリジナルキャラクター」の発表会も行う。
大塚さんは「地域の歴史や水戸野菜などを知るきっかけや、五穀豊穣を祝うイベントとしても常磐市の定期イベント化を目指している。ここ数年、こうしたイベントができなかったので、近隣の人も含めて、にぎわっている姿を見て元気を出してもらえれば」と話す。
開催時間は11時~18時。入場無料。