水戸を拠点に活動する5人組バンド「Johnson KOGA(ジョンソンコウガ)」が8月12日、自身初となるミニアルバムCD「POP MUSICAN!!」をリリースし、同日、水戸ライトハウス(水戸市南町)で発売記念ライブを開く。
同バンドは、メンバー全員が水戸など茨城県内出身の1999(平成11)年生まれ。2021年に、当時ソロで活動していたコウガさん(ボーカル)が高校以来の友人らに声をかける形で結成。70~90年代のブラックミュージックやソウル、ファンクなど多様なルーツをJ-POPに織り込んだ楽曲を特徴とし、県内で活動してきた。
今回発売する同作品は、これまでの活動の集大成として位置付けでもあるという。デモ音源やライブで披露してきた楽曲を、バンドメンバー全員でレコーディングしたのは今回が初めて。制作について、ベースの長谷川源起さんは「アレンジが固まらずに時間がかかった楽曲もあるが、聴いていてハッピーになるサウンドに仕上がった」と振り返る。結成以来、精力的にライブやSNSでの発信などを行い、今年4月に先行配信した「HUMAN」は茨城放送の音楽番組「4Me !」の「Push!いばらき」に選ばれた。7月には「GFB-つくばロックフェス-」にも出演。「活動を広げる中で磨いてきた」という楽曲をCDに収める。
CD発売記念ライブ「POP MUSICIANs!!」は、同バンドにとって初めての自主企画。ゲストとして、同じく茨城県内で活動するバンド4組が出演予定。ドラムスのusaさんは「高校生の頃から縁のある方も出演してくれてうれしい」と喜びをにじませ、コウガさんは「水戸にポップスシーンを作りたい。盛り上がるきっかけになれば」と意気込む。
ライブでは高校生以下を対象に学割を設定。ギターのTommyさんは「自分たちが学生の時は毎日のようにライブハウスに通っていたが、コロナ禍を経て若い世代がライブハウスから離れてしまった。今後も含めて、自分たちが架け橋になっていきたい」と思いを語り、ギターのグンジライガさんは「高校生くらいの頃に先輩たちに見せてもらった姿を自分たちも踏襲していきたい。学生にも多く遊びに来てもらえれば」と来場を呼びかける。
CDは5曲入りで2,000円。ライブ会場で販売予定。発売記念ライブのチケット代は、一般=2,500円(ドリンク代別500円)、高校生以下=800円(同200円)。出演者へのメールかSNSへのメッセージで取り置きができる。