茨城県植物園(那珂市戸)で7月23日、ファミリーデイキャンプが行われた。
キャンプに興味のある家族にアウトドアワークを気軽に体験してもらおうと開いた同イベント。次回からキャンプへ出かけられるよう、テントの設営と撤収、火おこし、たき火、飯ごう炊飯など、キャンプに必要な動きを一通り体験することができる。県内で自然体験イベントを運営している「ざきキャンプ企画」の小松崎翔太さん(崎は「たつさき」が正式名称)が企画した。
参加者は5組20人。参加者は、テーブル、椅子、食材のみを持参し、テントやたき火台、飯ごうなどは貸し出された。小松崎さんは「キャンプ道具は種類も増えていて、選ぶのが大変。まずは気軽に体験してもらって、自然の素晴らしさや家族との絆を感じてもらう時間にしてもらえれば」と話す。
同園では普段、テントの設営が禁止されているため、同園でのキャンプ体験は貴重な機会になるという。同園の鮮やかな草木を見渡すことのできる特別なロケーションで実施された。
当日は参加者全員でタープの設営でスタート。風向きや地面の傾斜、倒木の危険性などを考慮して設置場所を決め、基本的なタープの立て方やペグの打ち方を習った。その後はタープの立て方を応用して家族ごとにテントを設営し、火をおこして飯ごう炊飯を行った。自由時間には、家族ごとにテントの中でくつろぐなど、それぞれが初めてのキャンプを楽しんだ。
参加した竹内千恵さんは「自分で道具をそろえるのは大変だが、気軽に参加できてありがたい」。息子の侑哉くんは「たき火でマシュマロを焼くのを楽しみにしていた」と笑顔を見せた。
同イベントは今後、9月24日、11月26日、2024年1月28日、3月24日にも実施予定。要予約。