茨城町のデザイン事務所「i,D(アイ ディー)」(茨城町大戸)代表の石川聖太さんが制作したポスターが8月10日、国際グラフィックデザインコンペティション「Graphis Poster Annual 2024」で「Honorable Mention」を受賞した。
同コンペを主催するGraphisは1944(昭和19)年にスイスで始まり、現在はアメリカで続く歴史を持つ。受賞作品は年鑑に収録される。
受賞作品「SPRING RAIN」はクライアントから依頼された広報用ポスターで、春雨にぬれるツバキをモチーフにしたもの。
受賞の知らせを受け、石川さんは「とてもうれしいが、昨年はGOLDを受賞したので今回は少し残念。来年はまた上を目指していきたい」と次回への意欲を見せる。
石川さんは2年連続で同コンペに入賞した。昨年GOLDを受賞したことで、同年11月には「茨城県民に大きな喜びと感動を与え、本県の名声を高めた」として「知事奨励賞表彰」を受けている。今後の活躍が期待される人物として、産業の振興分野で選出された。
今後の目標について、石川さんは「仕事に関しては、デザインだけでなく、より総合的に『考え、形にすること』に関われるようにしていきたい。個人としては、グラフィック作品を国内外問わず発表する機会を増やしていきたい」と意気込む。