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水戸に韓国レストラン&カフェ「美園」 テイクアウト販売も

女性に人気の「美園ポッサム」(写真提供=美園)

女性に人気の「美園ポッサム」(写真提供=美園)

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 韓国レストラン&カフェ「美園(ビ・ウォン)」(水戸市米沢町)が4月7日、オープンから2カ月を迎える。

常陸牛を使用した「牛プルコギビビンバ」(写真提供=美園)

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 ゆったりと客席を配置した同店の席数は32席。一般的な焼き肉や居酒屋のような韓国料理店とは差別化を図り、カフェメニューも提供する。韓国出身の店主・金泰煕(キム・テヒ)さんは「女性や家族連れが利用しやすい店を目指した」と話す。

 キムさんは水戸市に移住して23年目。同市でアパレル関連の事業を運営していたが、コロナ禍で事業転換し同店を開いた。飲食店を始めたのは、人が集まる機会に料理を作って持っていくと、「おいしい」と言われていたことがきっかけだという。

 「人気」メニューは柔らかい豚肉に新鮮なキムチを添えた「美園ポッサム」(1,900円)。キムチのレシピはキムさんのオリジナルで、「門外不出」だという。韓国ではポッサムに添えるキムチは新鮮なものと決まっているため、できたてのキムチを添えている。常陸牛を使った「牛プルコギビビンバ」(2,000円)はエディブルフラワーを添えるなどして彩りにもこだわった。4月中旬からはランチを5種類に増やし、ドリンクをセットにしたメニュー(1,200円~)も提供する。

 カフェメニューは、季節に合わせた「さくらラテ」(690円)を1日限定20杯で4月末まで提供。ヨーグルトスムージー(580円)やユルム茶、韓国ではスタンダードなバニラ風味の飲料などもそろえる。

 ランチやカフェ、ディナー営業のほか、テイクアウト販売も行っている。作り置きをせず、温かいできたてで提供する。「ヤンニョムチキン弁当」(800円)の人気があるという。「ロゼ・りんごトッポキ」(大1,200円、小600円)は、コチュジャンに生クリームを混ぜたロゼカラーのソースに、リンゴのシャキシャキとした食感を合わせたオリジナルメニュー。キンパ・チヂミ弁当(700円)では、2種類の料理が味わえる。10個以上の注文で配達も受け付ける。

 店名の「美園」には、韓国語で「美しく・おいしく・人が集まる場所」という意味を込めたという。キムさんは「人が好きなので、人が集まるようなカフェをやりたいと思っていた。今まで地域のいろいろな方に助けてもらってきたので、これからはこの場所を拠点に地域貢献をしていければ」と話し、今後は「韓国食材を販売している1階のスペースを韓国風のカフェにするほか、地域の食材とコラボしたイベントなども企画していきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~21時。木曜と第2土曜定休。

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