「環境フェスティバル那珂2024」が6月8日・9日の2日間、那珂市中央公民館(那珂市福田)で開催される。両日、気候変動に関する講演会やワークショップに加え、ステージイベントや飲食ブースも展開する。
気候変動がもたらす影響を多くの人に知ってもらおうと2019年に活動を始めたPeachOther茨城。気候変動に詳しい専門家を招致した講演会を開くなど、茨城県内での活動を続けてきた。
開催は今年で3回目。気候危機の専門家で国際連合総会でのスピーチの経験もある谷口たかひささんの講演会や映画「こどもかいぎ」の上映を行う。ワークショップコーナーでは、木材でできた箱型の生ごみ処理器「キエーロ」の製作体験も。フルーツを使ったミネラル酵素ドリンク作り、キャロットケーキのパウンドケーキを作るエコクッキングなど、72団体が会場を盛り上げる。ワークショップは要予約。
野外エリアでは、キッチンカーの出店や地元の子どもたちによるダンスや歌のステージのほか、国内に13台しかない大気環境測定車も展示。8日は、ゴーヤーの苗を無料で配るほか、2日間にわたり地元自治体による綿あめも無料配布する(なくなり次第終了)。
同団体代表の一色真由美さんは「環境問題は難しいイメージがある方も多いと思うが、まずはワークショップや音楽、食事を通してイベントを楽しんでほしい。親子や家族で学べるブースもたくさんあるので、環境問題に興味を持つきっかけになれば」と話す。
開催時間は、8日=1部10時~14時・2部17時~20時、9日=10時~15時。入場無料。