地域内外から「激辛メニュー」を販売する飲食店を集めたイベント「第9回激辛ヒーハー祭り」が7月25日~27日、JR友部駅前にある「笠間市地域交流センターともべ Tomoa(トモア)」(笠間市友部駅前)で開催される。
駅前活性化と地元産野菜の消費拡大を目的に「笠間の野菜を食べよう実行委員会」が2017(平成29)年に初開催した同イベント。その後これまで年2回のペースで開催している。2021年以降はコロナ禍の影響で休止していたが、今年1月に笠間市内の飲食店が中心となり再開。本年度から同センターが主催する。
期間中、笠間市内外から過去最多の18組が出店する。同センター長の廣瀬恵理子さんは「規模が大きくなり出店者とのやりとりが大変だったが、多くの出店者に、ここでしか食べられない限定激辛メニューを用意していただいた」と話す。
出店者のうち半数が初出店となる。「パン工房ぐるぐる」(那珂市菅谷)は「オーガニック唐辛子 奥久慈卵のとろ~りクリームパン」、日本茶カフェ「まちのベンチ」(笠間市八雲)は「辛いほうじ茶」を販売する。なお各店では「激辛メニュー」以外にも辛くないメニューを用意。廣瀬さんは「辛い物が苦手な人も一緒に楽しめると思う。家族や友達と誘い合わせて来てもらえたら」と来場を呼びかける。
。会場には茨城県産オーガニック唐辛子を原料とした「激辛パウダー」を卓上調味料として設置し、来場者が自由に楽しめる。同イベントの企画メンバーで「友部コモンズ」(笠間市鯉淵)理事の高山健さんは「香りがとても深く、市販の物と違いを感じた。試してほしい」と話す。笠間産野菜については、「出店者の方に野菜を使ってもらい、より多くの人に笠間産野菜のおいしさを知ってもらえたら」とも。
同イベントは今後、年3回の定期開催を目指す。廣瀬さんは「友部には観光名所がない。イベントで友部に人が集まるきっかけになれば」と期待を寄せる。
開場時間は、7月25日・26日=17時~20時30分、27日=12時~20時30分。入場無料。