茨城大学教育学部美術科4年生の豊田みのりさんによる個展「隣人に心(こころ)す」が7月27日、ギャラリーカフェ「まちのベンチ」(笠間市友部)で始まる。
豊田さんによると、大学で制作した作品が展示会を開けるほどの数になったことから個展開催を企画したという。
同展では「手の所作」をテーマに。「茶道をする手」など油画作品約10点を展示する。豊田さんは保育園児の頃、母親の影響で茶道の世界に触れ、大学生になってから本格的に茶道を始めたという。「改めて茶道の奥深さを知り、作品制作にも影響を受けた」と豊田さん。
「お茶席に入る人同士、尊敬・尊重し合って一緒にお茶を楽しむ『相客に心せよ』という茶道の言葉を自分の作品制作のコンセプトにしている」とも。
「ただ好きで描いていた絵が、コミュニケーションや表現のツールへと変化したことなど、自分の経験や思いが伝われば」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~16時。入場無料。日・水曜定休。8月10日まで。