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夏の風物詩「ひたちなか祭り」が30周年 ドローンと花火の初コラボ企画も

昨年の「ひたちなか祭り」の様子

昨年の「ひたちなか祭り」の様子

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 「第30回ひたちなか祭り」が8月17日・18日の2日間、ひたちなか市内で繰り広げられる。

昨年の「ひたちなか祭り」の様子

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 ひたちなか市制施行30周年を記念し、新たな試みも複数取り入れる同イベント。陸上自衛隊勝田駐屯地、ひたちなか市内昭和通り、表町通りがメイン会場となる。

 今年の目玉企画は、陸上自衛隊勝田駐屯地を会場に行う17日夜の「花火×ドローンショー」。「D-for」「陸上自衛隊施設学校音楽隊」「やんさ太鼓」による演奏やお笑いコンビ「テツandトモ」のスペシャルゲストライブの後、550機のLEDドローンを使うショーを花火大会のオープニングで披露する。

 ドローンショーのテーマは「30年の歴史、そして10年後の未来へ」。10年前の「タイムカプセル」企画で集めた市民の手描き絵約3800通をドローンで描写するほか、ひたちなか市内全18校の小学4年生約1400人から募集した10年後の自分へのメッセージから2人分も採用し、ドローンで描写する。ドローンによるアニメーションが夜空を彩った後、野村花火工業(水戸市)による花火ショーへと続く。

 実行委員会委員長の目黒英昭さんは「ひたちなかの子どもたちが、ひたちなか祭りでわくわくする鮮明な記憶を持ってほしい。子どもたちがひたちなかを大好きになり、ひたちなかの夢ある未来をつくる大人になってほしいという思いを込めた」と話す。

 当日、花火大会会場には障害者特別席を設ける。ホームページで公募し、抽選で5組20人を招待。目黒さんは「『選択できることが人権である』をモットーに、障害を持つ当事者とその家族が安心して観覧できる場を提供したい」と話す。

 国営ひたち海浜公園とコラボしたインバウンド向けイベントも行う。16日・17日には同園内で浴衣着付け体験(3,000円)、琴の演奏、太鼓演舞などを行う。みはらしの丘の緑コキアを背景に、みはらしの里に広がるヒマワリ畑に迷路や見晴台を設置。浴衣を着てヒマワリ畑や古民家を背景に記念撮影ができるようにする。

 18日の「ひたちなか祭り」会場では、段ボールを使った巨大な迷路、市内の高校生が企画したスタンプラリー、15団体以上の山車やみこしによるパレードを行う。1000人以上の市民ダンサーがひたちなかソング「素敵(すてき)な明日のために」に合わせて踊るダンスパレードも披露する。

 目黒さんは「今年のテーマは『ワクワクする未来を描こう!』。期待・夢・感動・希望など、人それぞれが感じるポジティブなイメージを大切にしたい」と意気込む。

 入場無料。開催時間は、ドローンショー=19時30分~、花火ショー=19時50分ごろ~(予定)。雨天時は8月18日に順延。

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