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水戸で「食菜録シンポジウム」 「江戸時代の料理レシピ」テーマに

水戸食菜録研究会で茨城大学人文社会科学部教授の荒木雅也さん

水戸食菜録研究会で茨城大学人文社会科学部教授の荒木雅也さん

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 シンポジウム「食菜録とその普及を考える」が10月20日、水戸市の茨城県立図書館(水戸市三の丸)2階視聴覚ホールで開かれる。主催は水戸食菜録研究会。

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 水戸藩9代藩主の徳川斉昭が書いたと伝わるレシピ集「食菜録(しょくさいろく)」の魅力や可能性を考えるとともに、掲載レシピを現代によみがえらせるための取り組みとして企画した。

 当日は、「食菜録」の特徴や徳川斉昭の狙いについて、同研究会で茨城大学人文社会科学部教授の荒木雅也さんが基調講演「食菜録と地域のブランディング」を行う。このほか、茨城県立歴史館特任研究員の永井博さんによる講演「徳川斉昭の医療と健康への取り組みー石島績の著作からー」、実際に同書のレシピを基に料理を再現した経験を持つシェフがレシピや再現の苦労などを語るパネルディスカッション「シェフに聞く食菜録掲載料理の魅力と作り方」を展開。江戸時代の料理を現代に再現する意義や普及の可能性を考える。

 パネルディスカッションには、中川学園調理技術専門学校校長の中川純一さん、「山田屋旅館」20代目館主(料理長)の小林康昭さん、「うのしまヴィラ」料理長の原田顕命さん、中川学園調理技術専門学校統括部長の眞嶋伸二さん、コーディネーターとして、弘道館事務所研究員の瀬戸祐介を招く。

 荒木さんは「掲載料理の中には現代の人にとって魅力的なものがたくさんあり、水戸・茨城県の名物料理にもなりうる。水戸・茨城県を訪れる観光客にアピールできれば。水戸・茨城県の若い世代が故郷に愛着を抱くきっかけにもなれば」と話す。

 開催時間は13時30分~15時30分(13時開場)。定員160人。事前申込み不要。入場無料。

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