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那珂で生産者と飲食業者のマッチングイベント 販路拡大に向けPR

那珂アグリスの小林大輔さんと「みねしまファーム」の峯島勝則さん

那珂アグリスの小林大輔さんと「みねしまファーム」の峯島勝則さん

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 「いぃ那珂そだちマッチングフェア」が10月31日、ホテルレイクビュー水戸(水戸市宮町)で開催された。主催は地元農家や飲食店で組織する任意団体「フェルミエ那珂」、那珂市。

キャベツやぎんなんなどを生産する檜山眞弓さん

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 農畜産物の生産者と飲食事業者をつなぐ同イベントは今年で9回目。当日は、那珂市で農畜産物や加工品を生産する13組が出店。調理人やバイヤーも来場し、商品PRや商談が行われた。

 「フェルミエ那珂」代表で「綿引農園」代表の綿引桂太さんは「今年は飲食業界だけでなく、週末に農業をしたいなど、新しい角度の相談もあった。那珂市の農業とつながる人が増えることで、次の世代の人が農業で安定した収入を得られるような環境を整えていきたい」と話す。

 当日は、茨城県内の飲食店やホテルで活躍する料理人が開発した、那珂市産食材を使ったオリジナルメニューを来場者に振る舞った。

 中川調理技術専門学校(水戸市見和)総括部長の眞嶋伸二さんは那珂かぼちゃを使ったモンブラン「キャラメルポティロン」を考案。カボチャパウダーを混ぜ込んだスポンジに生クリームとナッツを重ね、仕上げにカボチャペーストを使ったクリームを絞ったという。眞嶋さんは「使った『恋するマロン』という品種のカボチャは、さつまいものような甘みとうまみを持っている。ホクホクとした食感でゆでただけでもおいしく、家庭でも調理がしやすい」と話す。

 那珂市役所農政課の萩谷智司さんは「那珂市にはこだわって作られた農畜産物や加工品がそろっているので、飲食店などへの販路を拡大しおいしさに気づいてもらえる機会を増やしたい。魅力が周知されることで生産者の収益や農業の担い手の増加につながれば」と話す。

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