企画展「なぜ恋してしまうのか?」が12月14日、茨城県立歴史館(水戸市緑町)で始まる。
同館の新たな試みとして、過去を学び未来を考える「いばらき未来歴史展」をコンセプトにした初の外部プロデュース企画となる。プロデュースは制作会社「ニューピース」。
展示は「過去の章」と「未来の章」で構成する。「過去の章」では「恋愛スタイル」「モテ」「大恋愛」「失恋」など8テーマで、古代から現代まで50の恋愛エピソードを紹介する。
未来の章「2124年の恋愛エッセイ」では、映画監督の岨手由貴子さん、音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」の元ボーカルで、アーティストのコムアイのコムアイさん、ライターの佐久間裕美子さんなど6人が100年後の恋愛を想像したエッセーを紹介する。
会場には来場者の恋愛観を声で録音し展示する「恋のアーカイブ」ブースを設置。編集は月刊「歴史人」が担当し、古代から現代までの各時代の専門家が執筆を担当する。
同館は、徳川光圀が編さんした「大日本史」の精神「彰往考来(しょうおうこうら=過去を明らかにして未来を考えること)」に基づき、現代人の生き方を見つめ直す試みを行っている。
開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は、一般=390円、70歳以上=200円。高校生以下無料。2025年1月26日まで。