「けんしんエキナカマルシェ×ひたちなか市」が1月8日~11日、水戸駅改札前催事スペースで行われる。主催は、JR東日本水戸支社、茨城県信用組合、ひたちなか市。
今回のイベントは本年度6回開催予定の第5弾で、鉄道事業者と金融機関、自治体が連携する地域活性化の新しい試み。8日午後には、同所でオープニングセレモニーが行われた。JR東日本水戸支社の下山貴史支社長は「3年間にわたる大型観光キャンペーン(茨城デスティネーションキャンペーン)は昨年12月に終了したが、今後も自治体や事業者と一緒に茨城の魅力向上、発展に取り組みたい」と意欲を示した。茨城県信用組合の渡邉武理事長は「知られていない逸品や事業者を発掘し、販路拡大を支援していきたい」と話す。
大谷明ひたちなか市長は会場で、茨城県でブランド化を進める「常陸乃国いせ海老」を手に「形がよく大ぶりな伊勢海老。水揚げ量は県内一を誇る」と説明。干しいも生産量日本一を誇る同市の特産品について「年々生産者の技術が向上し、スイーツのような味わいに変わってきた」と評価。会場に用意された二川農園の干しいもを渡邉理事長、下山支社長、小森駅長が試食し「柔らかな自然の甘みが広がる」と商品の魅力を伝えた。
同フェアでは、ひたちなか市の観光PRや特産品の販売を通じて地域活性化を図る。那珂湊高校3年でGCL「みなとちゃん応援隊」の照沼拓海さん、伊興悠生さん、三村菜緒さんもPRに参加し、伊興さんは「この3年間で那珂湊高校生が考えた ひたちなか市準公認のキャラクター『みなとちゃん』の知名度が上がり、声をかけられることが増えた。ひたちなか市として、特産品の『ほしいも』を知ってもらえていると感じることが多かった」と話す。照沼さんは「特に東京での出張販売では、こんな所に来られるほど知名度が上がったのだと実感した」と3年間にわたるPRの手応えを話した。
会場では、ひたちなか市観光協会が推進する「お土産品開発・磨き上げプロジェクト」の「SHIO_KAZE」ブランド商品をはじめ、二川農園、グレートリーフ、オオスガファーム、川前農園の各種干しいもや干しいもを使ったスイーツ、カピアンコーヒーの豆・カップオン・アイスコーヒー、リトルリンダの冷凍ハンバーグなどひたちなか市内事業者の商品を販売。11日には購入者を対象に常陸乃国いせ海老や干しいもが当たる抽選会を行う。営業時間は11時~19時(11日は18時まで)。