私設図書館「シェアベースmigiwa(みぎわ)」(水戸市上水戸)が1月9日、「得意」や「好き」をきっかけに市民が学び合うプロジェクト「さざなみ大学」を立ち上げた。
「シェアベースmigiwa」で開催された過去のイベント(提供:シェアベースmigiwa)
同プロジェクトの発起人の板谷隼さんは2024年7月から、私設図書館の運営やイベントの企画運営を行ってきた。板谷さんは、「migiwaに来る人と話していると、実はそれぞれユニークな『得意』や『好き』を持っていることに気付いた。みんな目を輝かせてその話をするので、こうやって自分の個性を気軽に地域に出せる仕組みをつくってみようと思った」と話す。
「参考にしたのは、大阪で活動する『2畳大学』」とも。2畳大学は2008(平成20)年に「学長」の梅山晃佑さんが自宅を「世界最小のキャンパス」として取り組みを始めたプロジェクト。板谷さんは「学生時代に読んだ本で知った。自宅で『大学』を作ってしまうことに驚きもあったが、自分の性格になじむ感じがあって、いつかこういう暮らしや活動をできればと感じた」と振り返る。
板谷さんは1月24日・25日、シェアベースmigiwaで「オープンキャンパス」イベントを開催。テーマを設定しない交流会に2日間で延べ20人が参加し、それぞれの関心事を話しながら交流した。2月1日には、同プロジェクトの立ち上げイベントとして2畳大学の梅山さんとのオンライントークイベントを開いた。
板谷さんは「講座やゼミは自由に立ち上げることができる。例えばリーダーシップや歴史を学ぶ講座から、唐揚げ研究会や短歌部のような企画まで、誰かが『やってみたい』と言ったものを、みんなでちょっとやってみる自由さと気楽さを大事にしたい」と話す。
「『さざなみ』には、誰かが起こす小さな波音をきっかけに人が集まり、学びが広がっていくようにと思いを込めた」と板谷さん。ロゴデザインを手がけた鈴木千尋さんは「波をモチーフに、人々の学びや活動が連なり、波紋のように広がっていく様子を表現した」と話す。
板谷さんは「『好き』や『得意』をちょっと披露して、人から喜ばれたり自分が楽しかったりという人が増えたらうれしい。アイデアを持ち寄ったり運営に関わったりと、いろいろな形で楽しんでもらえたら」と話す
今後の企画は、同プロジェクトのホームページやSNSで公開する。2月8日は14時から、同プロジェクトの初講座として「現役コーチが教える!サッカー観戦のイロハ -超初級-」を開く。