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茨城高専で企業PR動画の成果発表会 専攻科生が地域企業4社の魅力発信

「地域相互誘起型課題解決実践教育プログラム(iR-MIPPE)」の成果発表会で発表する茨城高専専攻科生

「地域相互誘起型課題解決実践教育プログラム(iR-MIPPE)」の成果発表会で発表する茨城高専専攻科生

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 茨城工業高等専門学校(ひたちなか市)の図書館棟視聴覚教室で2月5日、「地域相互誘起型課題解決実践教育プログラム(iR-MIPPE)」の成果発表会が開かれた。

「地域相互誘起型課題解決実践教育プログラム(iR-MIPPE)」に取り組んだ茨城高専専攻科生と事業者ら

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 同プログラムは、茨城高専の専攻科生と地域企業が協働し互いに高め合うことを目指す実践型教育で、2021年度に始まった。名称は茨城弁で「やってみよう」を意味する「やってみっぺ」に由来する。専攻科1年生の「特別実験」として通年で実施され、異なる専門分野の学生でチームを編成。企業訪問や担当者との打ち合わせを重ねながら、課題解決やPR動画の企画・制作に取り組む。

 今年度はHIRANUMA、アンテックス、ナジコ、田島ルーフィングの4社が協力。授業では、水戸経済新聞編集長でJOYNS(水戸市)代表の高木真矢子さんが取材術を、茨城県内で映像制作を手掛ける井上雅皓さんが動画制作の講座やフォローアップを担当し、学生たちは約1年かけて各社の短編・長編動画を完成させた。

 アンテックス取締役の中尾伸二さんは「予想以上のできだった」と評価。「社員インタビューで『休日に何をしているか』『高萩のおすすめはあるか』といったような切り口は、プロに頼むとなかなか出てこない」と学生視点の価値を語った。完成動画は役員会で共有後、自社サイトからリンクを設置して活用予定という。今後については「動画だけでなく、若い人がなぜ来てくれないのか、なぜ辞めてしまうのかといった企業の悩みに、学生の視点で解決策を探るような連携もできれば」と期待を寄せた。

 HIRANUMAを担当した専攻科機械工学コースの岩崎廉さんは「企画から制作まで1年通してグループで進める経験は初めて。当初の予定通りにいかない部分もあったが、柔軟に対応できた」と振り返る。「サイトや資料など文字情報だけでは得られない会社の雰囲気や人の魅力を、訪問して初めて感じられた」とも。

 講師の井上さんは「動画制作はあくまでツール。企業とのコミュニケーションや、知らなかったことを見つけるきっかけになれば」と、プログラムの本質的な意義を強調した。

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