ハローワークによる緊急人材育成支援事業の職業訓練「アロマセラピー科」の終業式が4月5日、水戸のミカコセラピスト・ビューティーインターナショナル水戸校(水戸市中央2)で行われた。東日本大震災により就業が危ぶまれたが19人が無事に終業し、就労へ向けて新たな一歩を踏み出した。
厚労省事業の職業訓練(基金訓練)は実費・交通費など実費を除き、受講料が無料になる制度。水戸での「アロマセラピー科」は1月11日に開講し、3カ月にわたって講習が行われた。地震発生時にも授業が行われていたが、全員無事に避難。震災後も授業が実施され、11日遅れで終業式を迎えた。
同科はアロマセラピーという特殊な職業で、人々に癒やしや安らぎを与える。同校の下枝みか子代表は「震災を乗り越えた受講生は震災という困難を乗り越えた。震災で心身ともに疲れた人々の役に立ってほしい」と話す。
アロマセラピー科は今後、水戸・日立・つくばでも開講予定。3カ月52日間と6カ月102日間のコースがある。詳細はハローワークまで。