笠間市の商店街にある「そば処つたや」（笠間市笠間）で5月27日、語り部イベント「笠間で民話」が開催される。

　商店街の活性化を目的に2011年に始まった同イベント。3回目となる今回は、語り部の山口由美さんによる「笠間の民話」に加え、同店の「そばいなり」と「そばまんじゅう」を振る舞う。主催は笠間稲荷門前通り商店街協同組合とかさまち考委員会。

　会場には、市内の陶芸家・高橋協子さんが制作した民話にまつわる陶人形を展示。笠間稲荷の狐や笠間城をはじめとした地元の民話や百物語などの怪談話に笑いを交えて語るという。でんでん太鼓や鈴、なまりやオペラといった多彩な演出も見どころの一つ。

　同商店街にある「柏屋」の沼田雄一郎さんは「イベントを通して地域の方々と商店街のつながりが深まっていけば」と話す。「怖いだけが怪談ではない。一人芝居のような語りで、怖さと笑いを楽しんでほしい」と山口さん。

　開催時間は18時30分～20時。入場料は1,000円で、定員は50人。問い合わせは柏屋（TEL 0296-72-0139）まで。