茨城県は1月9日、声優・俳優の安達勇人さんに「いばらき大使」を委嘱した。
同大使は1995年度、茨城県出身者やゆかりのある県外在住者に魅力をPRしてもらうことを目的に県が創設。声優の大使は安達さんが初となる。
茨城県庁舎で大井川和彦知事から常陸大宮市の特産品「西の内紙(うちがみ)」を使った委嘱状と名刺を受け取った安達さんは「長年の夢だったので本当にうれしい。茨城を盛り上げるために何でもしていきたい」と笑顔を見せた。
声優・俳優として「王室教師ハイネ」のブルーノ・フォン・グランツライヒ役や「ミュージカル 忍たま乱太郎」善法寺伊作 役などがあることから、国内外に多くのファンを持つ安達さん。大井川知事は「海外で個人の名前で茨城をPRできる人はなかなかいない。どんどんPRしてほしい」と期待を寄せた。
安達さんは「台湾のファンの方が茨城弁を使ってくれた」と、海外イベントでのエピソードを交えながらも「まずは一つ一つの国で、茨城の人の温かさやおもてなしといった魅力を伝えたい。自分がPRするだけでなく、地元の人や企業と一緒に同じ目線でできることもしていきたい」と意欲を見せた。