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水戸のアップルパイ専門店が移転リニューアル シニア起業女性が運営

「Yocicotan Cafe (ヨシコタンカフェ)水戸南町なか店」で笑顔を見せる芳子さんと雅美さん

「Yocicotan Cafe (ヨシコタンカフェ)水戸南町なか店」で笑顔を見せる芳子さんと雅美さん

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 水戸のアップルパイ専門店「Yocicotan Cafe (ヨシコタンカフェ)水戸南町なか店」(水戸市南町3、TEL 029-291-8177)が5月2日、移転オープンした。

「Yocicotan Cafe (ヨシコタンカフェ)水戸南町なか店」店内の様子

 店主の田中芳子さんは、2008年に娘の雅美さんが立ち上げた会社の理念「仕事を好きに。好きを志事に」というコンセンプトに共感。定年退職後のセカンドライフとして趣味を模索する中、雅美さんの「会社でおやつ」という社員の休憩時間に合わせ作り始めたアップルパイが周りに好評だったことからイベントに出店するなど活動の幅を広げていったという。定年退職を迎えた人たちや、何らかのタイミングでの「第二の人生」、好きなことや趣味を仕事にすることを学べる、地元の人たちが集まるコミュニティーをつくろうと、芳子さんが64歳を迎えた2012年、結城市で開業した。

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 2015年には拠点を水戸に移し、水戸芸術館裏店をオープン。2016年に雅美さんが水戸市主催の「リノベーションスクール」を受講し、まちづくりへの思いの強い不動産オーナーさんとの出会いと、元紅茶館店主・先崎さんの「街のにぎわい創出への思い」を継ぐ形で移転を決めたという。移転後の店舗面積は約94平方メートル。入り口近くにアップルパイを並べる陳列棚を備え、座席はテーブル席12席。

 メニューは、オーガニックメープルシロップで煮詰めたリンゴが詰まったアップルパイ「ピュアプレーン」「デンマーク産クリームチーズ入り」「カスタードクリーム入り」(各540円)などを用意。ドリンクは「100%アップルジュース」「コーヒー」「フレーバーティー」(各450円)。

 現在、夏に向け「ひえひえアップルパイ」や、「シャリシャリアップル」、ナイトカフェ限定のパフェも開発中。6月中旬には2階(88平方メートル)もオープン予定で、最大席数40席の各種教室・セミナー・会議、上映会や朗読会などにも使えるイベントスペース、ヨガやお昼寝カフェなどのフリースペースとしての貸し出しも行う。3階(94平米)部分は、少人数の合宿セミナーができるような宿泊施設への改装を計画しているという。

 「親子で『第二の人生』を楽しみながら、少しずつ仲間を増やしできることが増えてきた。こんな生き方があるんだ、と知ってくれた人に勇気や希望を持ってほしい」と雅美さん。「アップルパイを通して、食の安心安全を伝えたい。居場所づくりからコミュニケーションの大切さを広めて、まちのにぎわい創出に貢献したい」とも。

 営業時間は11時~19時。月曜定休。