水戸に5月1日、ヴィーガンカフェ「Vegan cafe terra (ヴィーガンカフェ テラ)」(水戸市南町2、TEL 029-228-3731)がオープンした。座席は25席。
山盛りキャベツが特徴の「ベジTACOライス」(1,050円)
乳製品や卵など動物性の材料を使わないヴィーガン料理を提供する同店。店主の久保田光代さんは自身の体調不良がきっかけで食生活の見直しを行う中、2年前にヴィーガンから発展した「Neoベジタリアン(R)」に出会った。
Neoベジタリアンとは、植物性の食品を摂取する「プラントベース」とあまり加工されていない状態の「ホールフーズ」を基幹に、「肉や魚、卵なども自由に選択する」というポジティブなスタンスで誕生した食事法。
久保田さんは、2015年から「Restaurant Aoyama(リストランテアオヤマ)」(水戸市赤塚)のオープニングスタッフとして3年間務める傍ら、2017年から1年間京都へ通い「Neoベジタリアン?料理指導士」の資格を取得。同店のシェフの後押しもあり独立した。
メニューは、加熱した根菜と生野菜を中心に、消化吸収を促す山盛りキャベツが特徴の「ベジTACOライス」(1,050円)、高野豆腐を使用したハンバーグに鉄分豊富な有機ドライプルーンを煮詰めたソースと大根サラダが特徴の「高野豆腐ハンバーグプレート」(1,250円)、油を使用せず野菜を重ねて煮ることでうま味を生かしたグルテンフリーの「ノンオイルベジカレー」(1,000円)。有機コーヒーやヴィーガンケーキなどドリンクとスイーツも提供する。
栃木県から来たという女性は「インスタで見つけて来店した。華やかでおいしくて、体に良いだけでなく視覚でも楽しめた」と話し、大子町から来たという自営業の男性は「ヴィーガンが茨城でも広がりつつあるんだ、とうれしかった」と話す。
久保田さんは「食事はハッピーで楽しくあるもの。野菜だけということではなく、体に良いものをおいしく食べて、垣根なく楽しく野菜を食べるきっかけになれば」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~19時。土曜・日曜定休。