
アジサイ アナベル(2025年6月22日撮影)
国営ひたち海浜公園の「ひなの林」では、約550株のアジサイ・アナベルが見頃を迎えました。今年の見頃は6月26日から7月10日頃まで続くと予想しています。雑木林の下で、純白の装飾花(ガク)を手毬状に咲かせるアナベルは、木々の木漏れ日を受けて輝き、初夏の風景を演出しています。

アナベルはアジサイ科アジサイ属の落葉低木で、北アメリカ原産の品種です。別名「アメリカアジサイ」とも呼ばれ、アメリカノリノキを元にした園芸品種です。日本原産のアジサイがヨーロッパに渡り品種改良が進み、日本へ逆輸入された「西洋アジサイ」とはルーツが異なります。
高さは100~150cmほどで、小さい純白の装飾花(ガク)が集まって20cmほどの手毬状になります。アナベルは咲き進むにつれて変化する花色も魅力の一つで、蕾から咲き始め頃の“淡い緑色”は、花が咲くと“純白”に変化、さらに咲き進むと再び緑色となり、秋にはドライフラワーのようになります。
【アジサイ アナベル】

園内では、「ひなの林」に加え、「香りの谷」でもアナベルをご覧いただけます。現在、ラベンダーとの共演も楽しめる時期となっており、白色と紫色のコントラストが、あたりにやわらかな彩を添えています。
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「ひなの林」では、赤やピンクを中心とした新品種のアジサイを植栽しています。昨年から植え始めた「恋音」や「パリジェンヌ」に加え、今年は「トルネード」や「メドウ」が新たに加わりました。いずれも特徴的な花姿で、アナベルとはまた違った魅力を楽しめます。林内の雰囲気を明るく彩ることで、梅雨時期にも訪れる楽しさを感じていただけるよう、今後も花のボリュームを増やしていく予定です。

【トルネード】朱色の様な赤系の色が美しい品種で、花びらがねじれるようなユニークな形が特徴です

【メドウ】丸い花弁がやさしく広がる上品な雰囲気の品種。場所によって青色やピンク色に咲き分けるのも、アジサイらしい表情も魅力です。

みはらしの丘/2025年6月19日撮影
ひなの林近くのみはらしの丘では、コキアの植え付けが進んでいます。今年も約4万本のコキアが、みはらしの丘にきれいな緑のラインを描くように並びます。小さな“赤ちゃんコキア”が、広大な丘に一本一本手作業で植え付けられていく風景は、当公園の初夏の風物詩となっています。コキアの植え付けは7月4日(金)頃までに完了する見込みです。
【コキアの植え付け映像をご提供しています】
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国営ひたち海浜公園 ひたち公園管理センター
国営ひたち海浜公園は、茨城県ひたちなか市の太平洋岸にあり、春のネモフィラ、スイセン、チューリップ、初夏にはポピーやバラ、夏のジニア、ヒマワリ、秋にはコキア、コスモス、冬のアイスチューリップなど、彩り豊な花々が四季を通じて楽しめます。また、海抜100mからの眺望を楽しめる大観覧車をはじめ、ジェットコースターなど多彩なアトラクションが揃う遊園地「プレジャーガーデン」のほか、林間アスレチック広場やバーベキュー広場など、食事・スポーツ・ピクニック・・・遊び方は十人十色。魅力いっぱいの公園で、思い思いの時間をお過ごしください。
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