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水戸・西原にスペシャルティコーヒー豆専門店「もちまる」 元公務員が出店

「珈琲豆工房もちまる」店主の萩谷和音さん

「珈琲豆工房もちまる」店主の萩谷和音さん

 スペシャルティコーヒー豆専門店「珈琲(コーヒー)豆工房もちまる」が水戸市西原にオープンして4カ月がたつ。

常時10種類以上のスペシャルティコーヒー豆を用意する

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 店主の萩谷和音さんは水戸市出身。茨城中学・茨城高校を経て、酪農学園大学(北海道)獣医学部を卒業した。獣医師資格を取得後、茨城県職員として食品指導センターや保健所で食品衛生や動物の譲渡先探しなどに10年間携わったが「人と直接やりとりして仕事がしたいと考えるようになった」と退職を決めた。

 大学在学中から「コーヒー沼にはまった」という萩谷さん。退職後は独学で焙煎(ばいせん)やドリップを学び、約3年前にオンラインショップ「珈琲豆工房もちまる」を立ち上げた。マルシェやイベント出店で経験を重ね、実店舗の開業に踏み切った。前職では通勤に2時間かかっていたといい「地元で店を開きたかった」と、水戸市内に場所を決めた。前面をガラス張りにし、外から焙煎の様子が見える設計にした。

 店名は「もちっとして、丸い」イメージから取り、「親しみやすく、ひらがながかわいい」と妻と相談して決めた。ロゴにはコーヒーと猫、映画のフィルムリールを盛り込み、内装やパッケージは定期的に妻がデザインを手がけたという季節や各国の特色を取り入れる。

 販売するコーヒー豆はすべてスペシャルティコーヒーで、常時10種類以上をそろえる。基本国ごとに1種類を用意し、季節限定の「シーズナルブレンド」も用意する。夏は「なぎさまるブレンド」、春は「はなまるブレンド」など。店では電気式熱風焙煎機「NOVO MARK II」を導入。注文後に焙煎を行う。雑味を抑えるため、焙煎前と焙煎後の2回、ハンドピックで欠点豆を取り除く。

 萩谷さんは「自分の店でしか出せない味を目指しているわけではなく、家で気軽においしいコーヒーを楽しんでもらいたい。お湯の温度や入れ方の相談にも対応する」と話す。

 テイクアウト販売は、「本日のコーヒー」(ホット・アイス)、カフェラテ、黒糖ラテ、三村観光りんご園(大子町)の「奥久慈りんごジュース」を用意する。水戸市の「fleur(フルール)」のパウンドケーキや焼き菓子も日替わりで並べる。

 6月7日のオープンから3カ月たった手応えについて、萩谷さんは「コーヒーをテイクアウト販売した人が後日豆を買いに来てくれたり、イベントで顔見知りになった県外の人が訪ねてくれたりとうれしい反応がある。下校途中の地域の小学生が立ち寄ることもあり、10代の子がコーヒーを『おいしい』と興味を持ってくれる」と話す。

 「今後はコーヒー豆の卸販売にも対応し、季節感のあるテイクアウトドリンクやギフト商品を充実させていく予定」とも。「長期的には、コーヒーと映画上映会を組み合わせた空間にも挑戦したい」と意気込む。

 営業時間は10時~17時。日曜、月曜、祝日定休。

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