謎解き制作団体「Mito Escape(ミトエスケープ)」が現在、周遊型謎解きイベント「水戸まちなか謎巡り『君色オセロ』」を水戸の中心市街で開催している。
参加者は、謎解きキットと公式LINEを使い、水戸駅北口から泉町周辺に設定された謎解きスポットを歩きながら巡る。茨城大学の学生や卒業生が中心となり組織する「ミトエスケープ」ではこれまで、茨城県内をはじめ各地で開催される謎解き企画の謎制作を手がけてきた。
今回の企画について、同団体代表の横山黎さんは「東京の周遊型謎解きイベントで、参加者が街を歩き回る景色を目にしたことが原点。その景色を水戸の街中に持ち込みたかった」と振り返る。題材に選んだのは、水戸発祥のゲーム「オセロ」。横山さんは「『オセロ』といえば誰もが知っているが、水戸発祥ということはあまり知られていない。この隠れた魅力を入り口に、水戸という街に深くアクセスしてもらえたら」と話す。
「水戸のまちなか大通り等魅力向上検討協議会」スタッフの大森賢人さんは「現地の看板や外壁デザインといった街の今ある風景から謎を作るという横山さんの発想が面白いと思った。水戸の街はさまざまな楽しみ方ができるが、一方で良さが伝わるのに時間がかかる面もある。謎解きイベントをきっかけに街の魅力を知ってもらえたら」と話す。
謎解きに挑戦した地元男性の一人は「普段は車で通り過ぎる場所を歩き、違う景色を見ることができた」と話す。横山さんは「初めて謎解きに触れる人が多いと考え、難易度は調整している。こういう娯楽、文化があると知ってもらえたら」と話す。
「自分自身も、企画の制作を通じて街の見え方が変わった」とも。「謎解きスポットとして関わってくれた人や店との縁から、知らなかった水戸の景色を発見し続けている。水戸の街が僕にいろんな出会いをくれた。次は自分が、この街で出会いを生み出すようなイベントをしたい」と意気込む。
謎解きキットの価格は1人1,500円。オンラインと水戸市内の提携店で販売する。11月29日まで。