JR常陸鴻巣駅近くにある「鷲神社(わしじんじゃ)」(那珂市鴻巣)で11月1日、「なかなか儲(もう)かるカミスガ酉(とり)の市」が行われる。
市内で作られた提灯(ちょうちん)を掲げるほか、開運や商売繁盛のお守りとして熊手で福をかきこむ縁起物「縁起熊手」や、酉の市での三大縁起物といわれる餅菓子「切り山椒」三大縁起物の一つ「八ツ頭」、「五合=半升=繁盛」が由来の商売繁盛の酒「繁盛酒」を販売し、近隣住民にとって秋の一大イベントとなっている。当日は、民話「額田のたっつあぃ」に出てくる「運」がいっぱいで縁起が良いといわれる那珂市名物「七運汁」を無料で振る舞う。
鷲神社は、西暦800年代に建立されたといわれる神社。同イベントは、那珂市の観光資源になり得る由緒正しい神社としてPRし、将来的に商売するのに最適な街というイメージを定着させ、商業振興、企業誘致に貢献しようと、同市を拠点に活動する一般社団法人カミスガプロジェクトが主催、運営している。2012年から始まり今年で7回目となる。
同法人代表理事の小林大輔さんは「那珂市鴻巣にある鷲神社は商売の神様を祭っている由緒正しい神社。商売人や経営者などはもちろん、一般の方も足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~22時。